【異世界漫画】 彼は孤児から領主まで国の英雄になりました。 1~38【マンガ動画】

異世界漫画
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1:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

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2:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)
3:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  んて言えない。今の、エルフの村では一番贅沢ができ、安全が確保された生活が捨てられない。かといって、完全に帝国に従うなんて言ってしまえば、村人たちが何をしでかすかわからない。何も言えないまま過ごしているうちにどんどん状況が悪くなる。村長にとって今は袋小路。そこに異世転生の俺は、毒餌を撒いてる。安易な第三の選択を選ばせ、その先には破滅が待っているのだ。◇それは深夜だった。異世転生の俺は眠る時も常に、意識の一部を起こしておき、風のマナとリンクさせている。戦場に居た頃のくせだ。寝込みが一番危ない。しかも、今は恨まれる立場にいる。そして、もう一つ、罠の監視をしていた。風のマナが警鐘を鳴らす。ついに獲物が

4:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ンのメイドさんはリーサと言うらしい。白すぎないくらいの美白の肌に漆黒と言っていいくらいの黒髪はポニーテールにまとめている。そして今喜色満面の笑顔を浮かべている顔はとても整っている。普通に恋に落ちそうだ。だが、その端正な顔立ちは彼女に限った話ではなく、スケスケエプロンのメイドさん全員が美女である。顔採用だとしてもレベルが高すぎる。やはりこの家はとても格式高いのではないだろうか…?ちなみに母親はニクシー、父親はエルガーと呼ばれていた。『お姉ちゃん』たるスケスケエプロンのメイドさんたちよりも重要度は低いが大事な情報だ。「フリードリヒ坊ちゃん、こっちですよ~」「り、りーさ、おねえ、ちゃん」「きゃ~~

5:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  にきっちりと急所は外している。「それで二人目は」そう言って、シュティの腕を取った。異世転生の俺でもルシエでもないことに安堵してしまった。だが、あと一人選ばれる。願わくば異世転生の俺であることを……「おまえだ」隊長と呼ばれた男が手を伸ばしたのは異世転生の俺だった。良かった。ルシエが無事で。「待って!私が行く」安堵したのもつかの間、ルシエの手が隊長と呼ばれた男の手を遮る。「三人でいいんでしょ?私が行くよ」そうして異世転生の俺を背に庇う。「ははは、何こいつ、女に庇われてんの」下っ端らしき兵士が哄笑をあげる。異世転生の俺は羞恥と悔しさで顔が真っ赤になる。握りしめた拳が震える。「まあ、いいさ。恋人のため

6:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  言葉は基本家族よりも夏休み明けの友人に言われる方が多いように、この点でサリヤの言葉の方が頼もしく聞こえる。やはり、異世転生の俺の角の色が薄くなったことは間違いないと考えていいだろう。しかし、書物などによると高齢になると髪の色が薄くなるのはこの世界でも前世の知識と共通していたが、角の色は基本変わらないらしい。つまり、この角の色が薄くなった件についてわかることは何もないらしい。角の色が薄くなったことに初めて気づいて二週間、今のそれはスケスケエプロンのメイドさんたちさえも明らかに変わったと言うほど薄くなっていた。ちょっと薄めのオレンジって所か。この世界に前例がないと言うことで少し身構えてはいたが、特

7:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  姉ちゃんはそこから少年のことをそういう目で見始め……!「…………」だがまあ、結局の所これは異世転生の俺の妄想だ。この二人が本当の姉弟である可能性もあるし、そういう関係でないかもしれない。そう思うと虚しく感じてしまう。これも一種の賢者タイムなのだろうか…。しかしそんなことは関係ない。この二人は異世転生の俺が守らなくてはならないと、異世転生の俺が謎の使命感を覚え始めた時、後ろの方でドテッと何かが落ちるような音が聞こえた。振り向くとスーツ姿のOLさんが転んでいた。OLさんは立ち上がると恥ずかしそうにそそくさと向こうの方の列に加わった。今は雨が降っており当然ホームも濡れる。きっと滑ったのだろう。『――電車

8:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  漫画の異世界という現実離れした世界で、スローライフという、現実では少し難しそうな、天国のような世界に浸れる。現実を忘れて、ストレス解消になり、しかも楽しめる。キャラもいて、一人ではない。

9:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  た。『間違っちゃいない』村長の立場ならそうするしかなかっただろう。ほとんどの人間が同じ道を辿る。強いて言うなら、人を導く立場でありながら凡人であったこと。それが村長の罪だ。そして、異世転生の俺は野心的な笑みを浮かべ口を開く。成り行きではなく、自分の意志で明言しないといけないことがある。「エルフの民よ。ここで異世転生の俺、シリルは風の精霊、そして我らが偉大なる始祖、シュラノ様の御名において誓う。新たな長となり、皆を導き、繁栄をもたらすことを」エルフの一族において、もっとも重い誓い。世界樹に誓うのが個人間での約束なら、ハイ・エルフの始祖であるシュラノ様に誓うのは公式の場での宣誓だ。これをやるには相

10:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  いる。「いや、そろそろ終わりだ」「ほざけ」そして、疲れは腰の入っていない中途半端な剣を産む。そう、手打ちでの力のない振りおろし。異世転生の俺にとって理想的な角度。これを待っていた。あえてナイフの先で剣を受ける。先端が砕け、空中に刃の破片がきらめく。それを体を一回転して加速させ、ナイフの柄で弾き飛ばす。目標はフルフェイスの兜に守られた隊長の顔。ナイフの刃の先すら通さない細いスリットに、光をはじく破片が吸い込まれていき、両目を抉った。「ぎゃややややぁぁぁ、目、異世転生の俺の目がぁ」のたうちまわる隊長を蹴り飛ばし、両手剣を奪った。目が見えない男なんて怖くない。これで完全に無力化だ。「ルシエ、大丈夫

11:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  を盾にしながら防御に徹し、百人程度がいっせいに森に入ればこちらも対処しきれない。正面の敵を無視できず。かと言って森に入った隊に対しては矢の射線を確保できないので早急な対処は不可能だ。大人数相手には気配を消して近づき、一人づつ始末するという手法は取れない。だが、この指示を出せる人間はもうどこにもいない。いつの間にか距離を70mほどにまで詰められた。距離が100mを切ってからは、狙撃に切り替えたおかげで帝国の被害が跳ね上がったというのに、それでも勢いが落ちない。戦闘不能にした兵士は二百二十人程度、残り約三百人程度だ。敵の過半数は残っているが、十分許容範囲内。むしろここまでで奴らの三分の一以上を戦闘不能にし

12:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  るべく部屋を出る。ちょうどそのタイミングで隣の部屋、つまり異世転生の俺の部屋の隣の部屋から誰かが出てきた。その瞬間、異世転生の俺の視線はそこに吸い込まれた。何故か。その部屋は異世転生の俺が立ち入りを禁止させられていたからだった。禁止させられると破ってみたくなるのが人間の性。夜中にこそっと入ろうと試みた――が、鍵がかかっていた。異世転生の俺は嘆いた。そんなこんなでいつか異世転生の俺はあの部屋の正体を暴かんとしていたのだ。しかし、意外だったのはその部屋から出てきた人物が、サリヤだったことだ。最近忙しいとのことで、彼女を見るのは二週間程振りであった。「サリヤ……?」「で、殿下!?」サリヤはまるで想定し

13:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  で出来ているはずだし、彼女の背丈くらいはある。重いはずだ。金属バッドを振るのとは次元が違う。「私はこの鉾槍を主武器として扱っています。ですので、殿下のご期待には沿えないかと」いや、正直武器はなんでもいい。剣でも槍でも。異世転生の俺はサリヤとお近づきになるために声をかけた。しかし、それを正直に伝えてもダメだろう。彼女はこんな時間に鍛錬をするほど生真面目なのだ。そんな下心丸出しでは一蹴されてしまうだろう。「…いや、僕はその武器だからサリヤさんに声を掛けたんです」「…え?」彼女は驚いた、しかし少し期待したような顔でこちらを見た。よし、いけるか?「実は以前、鉾槍についての本を読んで、そこから興味を持っ

14:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  に、ルシエは安心して寝息を立てている。それだけ異世転生の俺が信頼されているんだろう。今はまだ手を出せない。だけど、いつかきっと……そんなことを考えながら異世転生の俺は眠りについた。起きるとすぐに、昨日のシカを馬車に積みこんで出発した。肉は食料の足しになるし、皮をなめせばいい防寒具になる。冷帯気候のエルフの村では毛皮は貴重だ。四時間ほど走り、補給基地まで10kmというところで、馬の限界が来たので異世転生の俺は馬車を降り、ルシエには近くの森に馬車を隠すように指示をした。「シリル、絶対に死なないでね」「もちろん、ちゃんとお土産を持って帰って来るさ」村のみんなが冬を乗り切れるだけの食料を必ず持ちかえる。

15:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  気圧を操作し、レバーの周囲を低気圧から一気に高気圧にすることで、寄生虫や、細菌を殺す。山で育っていると抵抗力が強く、ウイルスや細菌などには強いのだが、寄生虫の対策を怠ると地獄を見ることになる。「あとは、残りの山菜を添えれば完成だ」異世転生の俺は採取しておいた生で食べられる山菜のナズナとユリワサビを添えて、ルシエに渡す。山菜にもビタミンがあるし、味の面でも相性がいい。仕上げに塩をさっと振りかける。ビネガーでもあればよかったが贅沢は言ってられないだろう。「シカのレバ刺しの山菜添え。村では村長と、狩人しか食えないごちそうだ。食べてみて」「うん、すっごく楽しみだけど、ちょっと怖いね」おそるおそるといっ

16:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  け合わせて作った造語。単純に訳すと、ルシエに祝福を。……もしくはルシエの祝福だ。異世転生の俺にとっては、後者の意味合いのほうが強い。「国、異世転生の俺たちの国、エルシエ」「もう、帝国とは関係ない、私たちの国」「いい響きだ」村人……いや国民の皆、その名前を噛みしめる。「これから様々な困難があるだろう。今日で戦いが終わったわけじゃない。まだ始まったばかりだ。だが、異世転生の俺たちなら、どんな困難も乗り越えられる。この、エルシエの皆なら!」エルフ達の歓声と拍手、口笛の音が響き渡った。漠然とした気持ちや覚悟を、この場で形にした。さあ、ここからがはじまりだ。異世転生の俺たちの国、エルシエと帝国の戦いの。

17:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  たのは大きい。歩兵部隊の場合、死傷者が三割を超えると負傷者の後送に1人あたり2~4人の兵員が必要であることから、部隊が全滅と判断し撤退する。だが、仲間の面倒を見る気はないらしい。撤退する気配は見えず、徹底抗戦するつもりだ。異世転生の俺は少し怪訝に思う。いくらなんでもあまりに帝国の兵に恐れがなさすぎる。これだけ仲間が苦しみ、死んでなぜ攻めてこれる?普通の人間であれば、これだけ一方的に蹂躪されれば戦う気力なんてなくすはずなのに。まるで、”見えない何か”に背中を押されているようだ。「進め、進めぇえええええ!仲間の無念を晴らすにはそれしかねええ」兵士たちが仲間の屍を乗り越え、悲鳴に耳を塞ぎまっすぐに突っ込

18:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  かしクリスティーナからの答えは全く予想外の物であった。彼女曰く、全部読んでいると。スケスケエプロンのメイドは信じられなかった。そのような芸当が五歳の子供に出来るわけがない。しかしクリスティーナはそんなスケスケエプロンのメイドに自分が昨日呼んだ三十冊の本の題名を全て読み上げ、どんな内容だったかを余すことなく三十冊分全てスケスケエプロンのメイドに説明した。その時クリスティーナは、人は一日に人が読める本はせいぜい二三冊が限度であり、それでも内容全てを覚えることは困難だとそのスケスケエプロンのメイドに言われ、理解した。彼女はその他にも、自分が優れていて他人が劣っていることを一つ人つ理解していった。その

19:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  愛すぎんか?まぁ、気持ちはわかる。異世転生の俺も弟や妹に敬語で話しかけられたら面食らうしな。「ク、クリスお姉ちゃん、お願い」「ええ。まだ少し固いけど、今は良しとしましょう。じゃあ明日から私のお部屋でお勉強会といたしましょうか」そう言って彼女は、今日一番の笑顔を異世転生の俺に見せてくれた。左目の泣きぼくろが眩しいです…!「フリッツ、朝よ。起きて頂戴?」朝、小鳥の囀りとともに、優しく揺すられながら目を覚ます。重たい瞼を無理矢理起こすと、そこには重たかった瞼も思わずがん開きになるほどの年上美女。そう、我が姉クリスが微笑を湛え、ベッドで横になる異世転生の俺の隣に腰かけている。朝っぱらからこんな綺麗な

20:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  の前に何かが現れた。「ここは、狭間だ」いつの間にやらそいつは目の前にいた。まるでどこかの国の王様が座っていそうな豪華な玉座に座り、これまた豪奢な王冠とローブに身を包んでいた。肌は褐色、髪は黒。何やら額から角のような物が一本生えているが、顔立ちは女性に見える。というか、美人だ。周りは真っ暗なのに、彼女の顔はしっかりと見える。無表情だが、どこか期待しているような目で異世転生の俺を見ていた。「あ、あなたは…?」「ふむ…。今は故あって名乗ることができない。魔神、とでも名乗っておこう」「ま、魔神…?」やべえ、言っている意味が分からない。なんだ、異世転生の俺は変な夢を見ているのか?死んだと思ったら、魔神と

21:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  気が広がり、たった四年で、主食をジャガイモにしていたアイルランド人の30%近い百五十万人が餓死、それを超える40%の二百万人が国外逃亡し難民になったという悲惨な結果になっている。ジャガイモはその優秀さから、爆発的に普及され何千万人も救ったが、同時に何千万人も殺している。代表的な病気は、茎が空洞になる病気。これはどうあがいても、完全に防ぐことはできず、なるときにはなるし、一度かかれば畑のジャガイモがほぼ全滅する。ジャガイモに食を依存していると、あっという間に村全体が飢饉だ。便利だからこそ、そのデメリットに目を逸らしてはいけない。村全員の命を預かっている以上、失敗は出来ないのだ。「なんにでも落とし穴があ

22:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  魔法があると、異世界の世界観を感じることができるし、登場人物がどんな魔法が使えるのか、それが物語にどう関わってくるのかなど、今度の展開にも関わってくるので物語が楽しめる。

23:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  最初から強い、頭が良い、仲間がたくさんできるなど、観ていてストレスがないのが魅力ではないかと思う。現実世界でうまくいかず、転生しても苦労したのではストレスすぎる。

24:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  そのための教育を受けていたんだよ」曖昧な言葉で誤魔化して異世転生の俺はレバーの処理に戻る。シカのレバーの処理には少しコツがいる。シカには胆嚢がなく、胆汁をレバーの中に貯蓄している。この胆汁は、黄緑色で苦く、まずいし体に悪い。これを取り除かないといけない。異世転生の俺はレバーをナイフで薄く輪切りにする。レバーの中心部に林檎の芯のような空洞があり、そこに溜まっている胆汁を捨て、水筒に入れていた水で洗い流す。それと同時に血抜きも完了させた。そして、構造上胆汁にほとんど触れていない、レバーの上半分をルシエの皿に盛り、下の少々苦味があるが食べられなくはない部分を自分の皿に入れる。念のため、風のエロ魔術で

25:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  たなエルフを徴収に来た兵士が返って来ていないことを踏まえての用心だろう。「異世転生の俺は、ヨセフ。税の取り立てに来た。村長のニージェを出してもらおうか」兵士の中で一番偉そうにしている人間が、兜を取り、そう口に出した。周りを見下すような目から性格の悪さが滲み出ている。そして鎧には家紋が掘られていることから、貴族様だと推測できる。「ニージェは村を出ました。今の村長は私、シリルが担当させていただいております」異世転生の俺は内心を押し隠しながらも、下手に出て対応する。「まだ、子供じゃないか。冗談はよしてくれないか?」「いえ、エルフの村では十四で成人となります。私は、この村では大人として扱われるのです。

26:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  くらいの女の子が並んで立っていた。顔を見合わせ楽し気に話している。横顔からしか窺えないがあまり顔立ちは似ていない。異世転生の俺は妄想を膨らませる。この二人の親同士は仲が良く、きっとこの二人も小さい頃から仲が良かったのだろう。それでいて今は学生は夏休みの時期だ。水泳バックのような物を持っていることからきっと近所のプールにでも遊びに行っていたのかもしれない。今は雨だが確か振り出したのは六時頃からだったはずだ。きっと少年は普段遊んでいたお姉ちゃんの水着姿にドキドキしたに違いない。そこから産まれる恋心。しかしお姉ちゃんの方は少年のことを恋愛対象として見ていない。少年はお姉ちゃんに告白するが玉砕。だがお

27:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ジャガイモを植え続けると、なんとか日が完全に暮れるまえに終わった。7列のうち3列目で種芋が尽きた。土地がもったいない。もっと芋があれば七列全てに植えたと言うのに……だが、植えるものがないのであればどうしようもない。今回の収穫で次の機会にはガラスハウスいっぱいに植えられるだろう。何はともあれ、これで今日の作業は終わりだ。汗をぬぐっていい笑顔をしているルシエと目があった。「終わったねシリル」「ありがとう一人じゃ終わらなかったよ」さすがに、種芋から伸びた芽を傷つけずに、40cm間隔に種芋を植えていく作業はエロ魔術で済ませるのは難しいので手作業が必要だった。400個の種芋を一人で植えていたら気が狂ったかもしれな

28:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  な」「クロスボウを使うことになると思うか?」「まず、間違いないだろう。そのつもりで心構えをしろと皆には伝えておいてくれるか?」「りょーかい。また後でな」そう言うと、ロレウは走って引き返す。急いでいるのもあるが、この匂いが辛かったんだろう。今回のたい肥作りが成功したら、詳細なレシピを作りこの仕事はあいつに押し付けてやろうと異世転生の俺は決め、村に戻った。◇「これはこれは、よくお越しいただきました。帝国の方々。今日は何のご用でしょうか?」帝国兵は、二台の馬車に乗って十名でやってきた。全員が完全武装しており、警戒心をあらわにしている。補給基地の襲撃犯がエルフの村にいるとは思っていないが、先日、税と新

29:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ものを失う。そう聞いたときに真っ先に浮かべたのがルシエの笑顔だった。二人で麦畑にたどり着く。そこでは異世転生の俺たちと同年代のエルフ達が既に作業に入っていた。「おそいぞ、おまえら」「罰としてお昼のおかず一つ没収よ。ルシエはいいわよ。どうせシリルのせいだから」レックが悪戯小僧、シュティはそばかすの似合う素朴な少女で二人とも異世転生の俺たちの幼馴染だ。「悪かった。でも飯は勘弁してくれよ。それぐらいしか楽しみがないんだからさ」軽口を言って異世転生の俺も農具を持って畑に入る。その時だった。馬の蹄の音がした。この場に居る全員が硬直する。馬に乗ってくるのは人間だけだ。異世転生の俺たちだけじゃなく、隣の畑に

30:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  感じた憧れであり、また、今までの異世転生の俺の経験を通して得た実感でもある。「一つは、村の皆の生活を守ること。村人皆の力を正しく使って、皆が生きていけるようにすることだね」だから、異世転生の俺は食料問題に取り組んだり、村の環境をよくしたりしている。「そして、もう一つは、村の皆に夢を見せること。明日は今日よりずっといい日が来るって、そんな夢を信じさせること。その二つができてはじめて、異世転生の俺は村長だって胸を張って言えるんだ」村人たちに前を向かせる。それがいい村長の条件だと異世転生の俺は信じている。父が村長だったころ、村人たちは皆笑っていた。明日を信じて努力していた。そんな村に異世転生の俺はし

31:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  大げさに振りかぶり殴りかかってくる。見えている。視界だけではなく、音、匂い、肌に触れる空気。必要な情報全てが得られている。あとは体が勝手にやってくれる。近接戦闘において、もっとも重要な要素となるのは時間だ。0コンマ1秒以下の世界における判断の連続、まともな思考は走らせる時間はない。だからこそ、訓練により基本動作を無意識の行動……反射まで落とし込む。本来なら、記憶や知識では補いきれない領分、それが異世転生の俺の体に魔力によって刻まれている。エロ魔術によって設定され、最適化され続けている動き。異世転生の俺の身体はそれを再現するだけの機械と化す。唸り声をあげながら襲い掛かってくる拳が空を切って通り過ぎ

32:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  服を着替え、水を浴びてから広場に向かう。「村長!」「やっと、主役が来た」「こっち、こっち、料理はもうできてるぜ!」異世転生の俺が広場につくなり、村の皆が駆け寄ってくる。勝利に浮かれているエルフも居れば、人を殺したことに怯えているエルフも居る。ひとまずは誰も死なずに済んだことを喜ぶしかない。異世転生の俺より、一つ年下の少女が顔を赤くして、皿に小分けにした料理を運んできてくれた。乗っているのは、干し肉や、パンだが、兵士様から奪った酢で味付けされており、ちょっとしたぜいたくだ。「ありがとう。頂くよ」「どっ、どうぞ。シリル村長、あの、私、コンナって言います」コンナは美人とは言えないが、ショートカットの

33:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  が参ります』そんな何百回も聞いたアナウンスが流れる。目の前の少年が右足をホームに擦り付けるような謎の動きをしていた。一瞬なにをしているのかわからなかったが、きっとあれだ。彼もOLさんがこけるのを見ていたのだろう。それでどれくらい足が滑るのか興味が湧いたのかもしれない。正直気持ちはわかる。雪が積もった時に滑る人を見ると異世転生の俺もやる。そんなに滑るか?みたいな感じで。しかし、彼はおそらく小学生。あまり体がしっかりしておらず、こけやすい。だから異世転生の俺はこの時注意するべきだったのだ。ホームで、しかも一番前なのにそんな危険なことをするなと。「わっ…!」彼は滑った。駅のホームで。ここに停車予定の電

34:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  にわが身を捧げるとは泣かせるじゃないか」そう言いながら隊長はわざわざ小手と兜を外すと、ルシエの胸をわし掴みにして、頬を舐めた。ルシエはそうされてもまっすぐな眼光で隊長をにらみつける。肩が震えている。足が笑っている。でも、彼女はその小さな体で必死に立ち向かっていた。「はやく連れて行って、私が居ればノルマは達成できるんでしょ?」ルシエの姿が、魂の奥に刻まれたハイ・エルフの少女と重なる。見たことがないはずなのに瞼に焼き付いた光景。胸を焦がす、少女の輝き。「シリルのこと信じてるから、私が居なくてもがんばれるって」ハイ・エルフの少女が立ち向かった敵に比べれば、こんな兵士たちなんてものの数ではないだろう。

35:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  否定者と呼ばれる存在。不死と不運が出会う時、物語は始まる。展開にスピード感があるので、読みやすい、序盤から引き込まれるバトルと台詞回しの連続。スタートダッシュから既に成功している感がある。何よりアンディのキャラがいいね。

36:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  盤沈下の恐れもないと確認した上で、ドワーフのクイーロで穴を掘り、掘った穴を焼き固めて井戸を作った。ポンプも作ろうとかと思ったが、水さえ目視していれば、村の皆は水エロ魔術で簡単にくみ上げるのでそのままにしてある。簡単な日曜大工だったが、かなり好評だった。そんな些細な貢献を繰り返しながらクロスボウの増産と、人間との戦闘時に使う、”特別な”矢の用意を順調に進めていた。だが、肝心の村の方針が決まらない。村長が帝国と戦うことに首を振らないせいだ。村人たちはの不満がたまっていく。村長を変えろという意見まで出てきた。異世転生の俺は、その声を広げるために色々と地道に動いている。治療しながら、『村長を変えろって

37:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  いけない理由がある。「それでも、悪魔の実は、たった三か月で収穫可能で栄養があって、何より美味しいんだよ。そんな植物は他にはない。この村を冬までに豊かにするには、これに頼るしかない。正直、今の備蓄だと、余裕が無さ過ぎるし、異世転生の俺の読みでは、この村のエルフが乗り切れる備蓄しかないと、”後で困ったことになる”。論より証拠、食べてみれば良さがわかるから、ほら、一つ料理してきたんだ」「食べないと駄目?」「駄目ではないけど、異世転生の俺はルシエに食べてほしいな」「ううっ、わかったよ」異世転生の俺は出かける間際まで蒸かしていてまだ温かいジャガイモをルシエに渡す。味付けは塩だけ。それを受け取ったルシエは、

38:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  うん頷いているし、リーセなんかは完全に涙を流し時折嗚咽すら聞こえる。冷静に考えてみれば、異世転生の俺が彼女の存在を知らないことはおかしくないか?いや、それもそうか。以前リーサはクリスティーナの名前を異世転生の俺に暴きかけて隠した。それを考えると誰かが意図的に彼女の存在を異世転生の俺に隠していたと考えるのが筋か。恐らく周囲の反応を見るに、城の者は異世転生の俺を除いて全員彼女の存在は知っていたのだろう。うーん、何故なんだろうか。サプライズとは考えにくい。何故なら五年も異世転生の俺に隠し通していたのだ。その隠していたことが異世転生の俺の実姉の存在というのだからサプライズにしては笑えない部類ではない

39:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ドさんはいいな…。今異世転生の俺はスケスケエプロンのメイドさんに抱かれているんだが、ちょうどスケスケエプロンのメイドさんのお胸が異世転生の俺の枕になる形になってしまっている。そして異世転生の俺がスケスケエプロンのメイドさんを見つめると、ニコッと笑いかけてくれるのだ。もうこれだけで転生した甲斐があったってもんだ。このスケスケエプロンのメイドさんのような『お姉ちゃん』に抱かれ、しかも微笑みかけられている。もうずっとこのままでいいかも…。異世転生の俺が今以上にスケスケエプロンのメイドさんに体を任せているとバン!と、この部屋に唯一ある扉が勢いよく開かれた。そこにいたのは2mを越えるであろう大男だった。彼

40:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  可愛らしい女の子だ。その子が顔を真っ赤にしながら自己紹介してくる。たぶん、異世転生の俺はモテているのだろう。村を救った英雄で、若い村長だから。「知ってるよ。せまい村だからな」異世転生の俺は照れて顔を真っ赤にするコンナに微笑みかける。すると、頭から煙を出してコンナはフリーズした。「そう言えば、ルシエは?さっきから探しているんだけど見つからないんだ」「えっと、その、ルシエは舞の準備を」しかし、それに付き合っているわけにもいかないので、こちらから話を振ると、どもりながらも答えてくれた。どうやら、今日、神楽を舞うらしい。神楽は、祝い事の席で巫女が舞うものだ。ルシエの家は代々その舞を受け継いでいる家系だ。

41:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  なんだかんだいっても努力は裏切らない感じが好きだから。大きな壁が立ちはだかりそれを乗り越えるために努力するのはリアルでもあることだし、胸が熱くなる展開が大好きだから。

42:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ろう。剣術の腕も一流、身体能力の強化なんて高等技術もでき、精神力も高く、機転も効く、いい人材だ。それだけに廃人になるまで追い込む必要があり、再利用できずに殺す羽目になったのは残念だ。「そこまで……シリル、いったい何がそこまでおまえを変えた?」「シリルは変わってないよ。昔の一生懸命で、なんでもできたシリルが帰って来ただけだよ」二人の言葉に返事はせず、ただ曖昧な微笑みで返す。二人とも正しいし、二人とも間違っている。そして、異世転生の俺たちはエルフの村を出た。◇馬車に揺られながら、異世転生の俺は身体能力の強化に努めていた。異世転生の俺の身体は、脳の処理能力も貧弱だが、何より身体能力が低い。せっかくす

43:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  恵を持てばより強い恐怖を得て、さらなる力を手に入れようとする。その結果、魔王は人間以上の知恵を用いて効率的に恐怖を与える存在となってしまうのだ。「世界は絶望に満ちていた。人々は怯え、やがて無気力になっていった」何を作っても壊される。どうせ死ぬ。そんな世界では、文明は発展しない。街から一歩出れば魔物が溢れている。そんな状況では、街同士の交流もない。閉塞し、衰退していく世界。そんな世界をいくつも見てきた。そうならないように、マナの恵みを捨てた世界も数多くある。マナが無ければ、エルナが生まれず、魔物も発生しない。だが、そうした世界はエロ魔術そのものがひどく使いにくくなる。例えば地球のように。「そんな

44:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  とは言っても、帝国に支配されてからは一度も披露されたことがない。最後に見たのは、ルシエが母親と一緒に九歳の時に舞ったときだった。その時は美しいではなく、可愛らしいと言う印象を持った。ルシエがちゃんと舞を覚えているか不安になる。「特設のステージか」村の中央に、簡易的だがステージが設けられている。楽器が得意な村人たちが、笛のようなエルフの伝統楽器をもって座っている。そこに舞台袖から三人の女性がやってきた。三人のうち二人の女性は大きな布を持ち、一人を覆い隠している。二人の女性は村の中でも古株で、様々なしきたりを取り仕切っている。布で隠されているのがルシエだろう。「これより、陽光の舞を行う。今宵のシュ

45:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ために料理を作るの好きだったし……。ちょっとずつだけど、シリルの料理覚えてきたから、たまに私にも作らせて、今は負けてるけど、ちゃんと追いつくから」「ルシエのことだから、毎日作るって言い出すと思った」「私が意地張って不味いもの食べさせるわけにはいかないもん。それにシリル、色んな料理を作りたそうだし、作りたいものがなくなるまでは、たまに私が作るぐらいがちょうどいいと思ったの」「不味いなんてとんでもない。異世転生の俺はルシエの料理好きだよ。毎日でも食べたいぐらいだ」「ありがとう。でも、今はシリルの知っている美味しい料理をいっぱい覚えたいの。そしたら作ってくれた料理を私なりにアレンジして作るから。それ

46:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  転生前までの主人公の立ち位置と能力がベースになっているのにその世界でチートな能力を発揮でき、それが努力や気力などの長い下積みがなく備わっているところが今までの主人公にないのがとても良い。結果、メインストーリーが豪華に描かれることになるのも良い。

47:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  異世界転生者には特殊能力を付与される場合が多く、それもスーパーレベルになっています。その力を使ってその世界で大活躍すると、気持ちがスーッとします。魔力なしでは、異世界は成り立たないと思います。

48:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  員集めた上で声を張り上げる。六日ほど前に、補給基地から帝国の兵士が五百人ほど出撃したことを掴み、今まで準備に費やして来た。あと、半日もしないうちに帝国の兵士たちはこの村にたどり着く。ヨセフから拷問で聞き出した情報によると、帝国の連中はこの村を滅ぼし、男を皆殺しにして魔石にし、女は攫うつもりだ。異種族間で子供を産むとき、出生率は落ちるが、一部の種族を除いて母親と同じ種族が産まれる。ようするに、女さえ残していれば、いくらでもエルフは増やせるという考えなのだろう。今までは、税と魔石、両方を手に入れるために村としての体裁は許したが、税を諦めることで、魔石の入手量を上げて、穴埋めするつもりだ。「異世転生

49:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  かし……「シリルは口だけじゃない!」ルシエの怒鳴るような声があたりに響き渡る。その言葉で頭の中のもやが晴れた。「シリルは、結果を出してきた。食料を手に入れてくれた。武器も用意してくれた。一杯、怪我や病気を治してみんなを救った、他にも私たちの仕事を楽にしてくれた。そのシリルが勝てると言った!だから私は信じる」相変わらず、どうしようもないほど真っ直ぐなルシエの言葉。それが異世転生の俺だけじゃなく周りに伝播する。異世転生の俺に足りなかった最後の一押しをルシエがくれた。そう言えば、いつも立ち止まった異世転生の俺の背中を押してくれたのはルシエだったな。守ってるつもりで、いつも守られてる。笑みがこぼれる。

50:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  きた。午後からまた仕事があるので、きっちりとしたものを作らないと。「今日はパンを焼こうか」「珍しいね。シリルって、スイトンとか、麺類ばっかり作って、パンは滅多に焼かないのに」「重要な材料がなかったからなね」異世転生の俺はそう言いながら、棚から、瓶を取り出す。その瓶の中には水とクランベリーが入っている。水面には白い泡がびっしり浮いている。「うわぁ、シリル、なんかしゅわしゅわしてるし、白くて気持ち悪い。これ駄目だよ。捨てないと」「これを捨てるなんてとんでもない。わざわざ一週間もかけて完成させたのに」そう、異世転生の俺が作ったのはクランベリーを水に一週間つけて作った酵母液だ。様々な用途に利用できる。

51:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  た様子でレバーを掴み口にする。ルシエは二度、三度と、咀嚼して目を輝かせて満面の笑みを浮かべた。「美味しい!甘くて、コリコリして、ぜんぜん臭くなくて、こんなの初めて」「喜んでもらえてうれしいよ。異世転生の俺も頂こうか」ルシエに渡したほうとは違い、どうしても下半分のほうは胆汁に浸っているのでえぐみがあるが、それでも十分うまい。肉の甘味の正体はグリコーゲンなのだが、シカのレバーは牛のレバーの四倍以上のグリコーゲンを蓄えている。シカのレバーが世界でもっともうまいと言われている一因がこれだ。だが、興奮状態になるとすぐに、グリコーゲンは体を動かすための糖にかわり全身にまわってしまう。即死させないかぎりシカ

52:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  村の皆も納得した上で私が村長となりました」異世転生の俺の言葉には納得していないようだが、異世転生の俺以外のエルフ達の様子を見て嘘ではないと判断してくれたみたいだ。「なら、おまえでいい。その紙に書いてある量の小麦と、三人の同胞を差し出してもらおうか」単刀直入に用件だけを突きつけてくる。声や仕草に余裕がないのが見てとれる。何かに焦っている?「今年の税は納めたはずです。どうしてこのタイミングで追加を?」せっかくなので探りを入れておく、こいつらの意図を確認しておきたい。「基地が賊に襲われて、本国に送る分が足りな……どうでもいい!はやくもってこい」なるほど、これは前の連中を殺した報復ではなく、純粋に異世

53:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  気がした。そしてその時、異世転生の俺は気付いた。そういえば異世転生の俺、剣術とかは教わっていないなと。「…………」そこで異世転生の俺は意を決して彼女に話しかけることにしたのである。――「こんばんは、サリヤさん」近づいてみてわかったが、やっぱり美人だ。綺麗で煌めいているようにも見える青髪、利発さが感じられる顔。女性にしては高い身長、おそらく170cmくらいはあるか。それでいてやはり武人だからか、引き締まった身体をしていた。「……こんばんは、殿下。よく私の名をお覚えでしたね」「もちろん」彼女は汗だくの顔をこちらに向け、驚いたように言った。確かに彼女に会ったのはあの一回だけだが、異世転生の俺が『お姉ちゃん』

54:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  名乗る人物だ。混乱している異世転生の俺を他所に、自称魔神は言った。「お前は死んだ」「……!」「ここは狭間……俗に言う死後の世界というやつだ」…分からない。異世転生の俺は本当に死んだのか?それともこれは夢なのか?目の前の自称魔神のせいでどっちか分からなくなってきた。「そうか、まだ死んだ実感が無いのか」「!?」な、なんだ。まさか目の前の自称魔神は異世転生の俺の考えを読んだっていうのか?あぁ、分からない。混乱する…!「ならば、証拠を見せてやろう」「証拠だと…?」彼女は指をパチン、と鳴らした。すると彼女の後ろにある光景が浮かび上がった。「―――!」そこに映っていたのは、異世転生の俺の遺影、木魚を叩く僧侶、

55:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  る。少しひやりと冷たい。間違いなく、今世の異世転生の俺は人間ではないのだろう。だって、母親はエルフで、父親は悪魔のような見た目で異世転生の俺と同じように角や翼、尻尾が生えていた。これで逆に異世転生の俺が人間だったら母親の不倫が発覚してしまう。最初は戸惑った異世転生の俺だが、今はこの環境に大変満足していた。なぜなら――「はい、到着~~!坊ちゃん、よくはいはいできましたね~~!」そう言ってリーサは異世転生の俺を抱き上げる。異世転生の俺の視界はリーサのたわわな胸と整った顔で占められた。あぁ…幸せだ。はいはいするだけで『お姉ちゃん』に褒められて、抱き上げられて、微笑まれて。頬から感じられる柔らかい感触

56:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  れだけの理由でさらに異世転生の俺たちを殺して魔石にしようと考えている。なんだこの理不尽は?こんなことに耐え続けないといけないのか?「隊長、めんどいから近くに居る奴らから適当に三人攫いましょうよ」「そうだな。それがいい」馬車を引いているうちの一人がそう言った。すると、兵士たちが五人一組になってこちらに向かって歩いてくる。当然だ。もっとも村の外に近い位置にあるのは異世転生の俺たちの居る畑なのだから。「ひぃっ」長馴染みの一人、レックが背を向けて逃げ出した。しかし、銀色の光を帯びた薙げナイフが飛んできてレックの背中に突き刺さり転倒する。「まず、一人目は確保っと」投げたのは隊長と呼ばれた男。殺さないよう

57:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ハーレムものや俺TUEE系は明らかに主人公に都合のいい展開が多く先が読めてしまうのに対し、バトル物は少年漫画らしいアクションとその作品ならではのストーリーが期待できるのでおすすめです。

58:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  るの、全部芽が出ていない?」「わざとそうしたんだ。植えるにはそっちのほうがいいんだよ。ルシエに食べさせた奴以外は全部日光をあてて芽を出させて、いつでも植えられるようにしておいた」ちなみにこの作業は村のはずれにある異世転生の俺の工房でやっていた。昼は外で日に当て、発芽をさせていたのだ。ついでに、少しでも収穫を増やすために、大きなイモは生えてきた芽を傷つけないように四等分したりして種芋を増やすなど涙ぐましい努力をしている。おかげで、出来た種芋は合計で402個。。きのう土魔法で整地しており、土が盛り上がってできたうねが70cm間隔で7列できているので、右端のうねから、40cm間隔でたね芋を植えていく二人で黙々と

59:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  守り支えなければならない』彼女、クリスティーナは決心した。自分は彼、弟であるフリードリヒが魔王へとなる道を守り、彼を支えなければならないと。そこからの彼女は早かった。まず、彼を守るための力が必要だと感じた彼女はこの世界一番の覇権国であるシトラ王国の最先端の教育機関、王立学校へ行くことを決めた。その学校は特に入学年齢の制限はなく、入学試験を合格し決して少なくはない金額を支払えば入学できた。彼女はエルガーを説得し、入学できるように取り計らってもらった。そして彼女付きのスケスケエプロンのメイドとシトラ王国へと赴いた彼女だったが、当時十二歳の彼女を見て、王立学校校長は王立学校の歴代最年少の合格者は十五

60:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  自分が体験することではないようなことをしっかりと書いているので新しい視点で物語を見ることができるし新しい角度から物事を捉えることができるようになります。ストーリーの斬新さも見どころです。

61:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  麦畑潰してジャガイモ畑にしたくなってきた。楽すぎるよ。これ」日ごろ、麦に苦しめられているルシエは心底恨めしそうに言った。その気持ちはわからなくない。麦はあれで結構手間がかかる。それでも米よりマシだが。「シリル、皆には言わないの?」「ジャガイモを作るのは初めてだからね。期待させてダメだったら、がっかりさせちゃうだろ。基本的には異世転生の俺一人でなんとか面倒を見るよ」しんどいことはしんどいが、ジャガイモならなんとかできるだろう。「一人じゃないよ。私が居る。二人で頑張って作ってみんなを驚かせようよ」「悪いな」「ううん、シリルが頼ってくれて嬉しい」そうして二人でジャガイモが無事育つことを祈りながら家に

62:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  「今回は、異世転生の俺一人でやろうか」だが、シリルのままでは一晩中やっても終わらないだろう。死体の処理のために、異世転生の俺は【輪廻回帰】を使う決心をする。念のため、【知覚拡張】を使って、まわりにエルフ、そして敵の伏兵が居ないかを徹底的に確認してからエロ魔術を起動。「解放、我が魂。時の彼方に置き去りにした軌跡、今ここに」体中の魔力オドが活性化する。魂が揺れ動く。「我が望むは、虚栄の世界で高潔であり続けた騎士、その名は……」かつての名。懐かしい名前を朗々と読みあげる。「ディート!【輪廻回帰】!」全身を光が包む。すると、異世転生の俺の身体はプラチナ製の鎧に包まれた騎士のものとなった。「レベル、24で、

63:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  異世界という前いた場所とはルールが違う場所で自分の過去取得した技能を活かしてどうやって生きて、そして成長していくのかというサクセスストーリーが楽しいと感じます。

64:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  もりはないし、二人で十分だ。異世転生の俺がたった一人で首輪付きでも五人を瞬殺したところを見ただろ?」「だが、三百人は補給基地に居るんだぞ?」「今回の目的は戦いじゃない。食料を奪ったらすぐに逃げるさ」「忍び込んだとして、どうやって運ぶつもりだ?一人では持ち運べる量なんてたかが知れてるだろ?」「便利なエロ魔術があるんだよ。それを使えば、いくらでも一人で持ちだせる。昨日、実際に使って、やつらの死体を持ち運んでる。基地の襲撃の際に捨ててくるつもりだ。時間稼ぎにはなるだろう」その言葉は嘘ではない。だが、今の異世転生の俺には使えない。異世転生の俺の固有エロ魔術で呼べる過去の異世転生の俺の中に、一人だけそう

65:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  った。これから産まれる弟もしくは妹は私と同じなのではないだろうか。私と同じく周りの低能さに絶望し、やがて人生にも絶望するのではないだろうか。そうなれば彼もしくは彼女は私の理解者となりうるだろう。しかしスケスケエプロンのメイドはいくらクリスティーナが優れているとはいえ、次に産まれる者が優れているとは限らないと言った。そう言われた瞬間、彼女の瞳に灯された光はまた消え、その者に対する興味を失ってしまった。その半年後、彼女が十二歳になってその話も忘れかけていた頃、弟が産まれた。彼女はあまり興味は無かったが、彼女付きスケスケエプロンのメイドの勧めもあって、ドアからちらりと彼がいる部屋を覗き込んだ。そこで

66:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  脱がして死体を捨てよう。◇森の中処分が必要な死体を全て穴に放り込んだ異世転生の俺は、帝国軍が暖を取るために持ってきていた油を惜しみなく注ぎ込む。死体が油に浸かったのを確認すると、火打ち石で火花を散らし引火。さらに、風のマナに呼びかけ空気を送りこんで火の勢いを強くする。もちろん、煙が自分のところにこないように周囲の風を制御するのを忘れない。人間は焼くと臭いし、油が混じった煙を浴びると体がべたついて不快だ。だが、こうしてきちんと処理をして初めて無害になる。かつては、放置した死体によって引き起こされた流行病や、害虫の大量発生が死者の祟りとして恐れられていたらしい。「悪く思うなよ。もし、おまえ達が勝て

67:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  分が無傷で終わる保証なんてない。誰だって断るだろう。NOと言えるのは大事だ。問題はそこじゃない。彼女はさっきなんて言った?『数千年前からの悲願』そう言った。つまり…―――彼女もれっきとした『お姉ちゃん』だろッッッッ!!!!「いや、その契約、受けよう」「何!?」「受けると言った」「い、いやしかし、我の悲願を果たすためには貴様は死地へ向かうかもしれない。それにその悲願が何かは訳あってしばらくは教えることが出来ない」「関係ない!」「な、何故だ」異世転生の俺は息を吸い込み、言った。いや、むしろ叫んだね。「貴女は、異世転生の俺の『お姉ちゃん』になり得る存在だからだ!!!!」言ってやったぜ。目の前の彼女はこちら

68:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  水エロ魔術で不純物を取り除くのを忘れない。時として生水は毒になる。「お前の命は無駄にしない」シカは自らの生み出した血の海に沈んでいた。首元に刺さったナイフを引き抜き、その場で解体を開始した。◇エロ魔術を駆使したおかげで十分もかからず解体が終わる。解体と言っても血抜きをした後、下腹部に刃を入れて、内臓を抜きだしただけだ。胃や腸は置き去りにするが、レバーと心臓は栄養価が高く、うまいので楓の樹皮で包んで持ち運べるようにした。肉に付着した血を風で飛ばし、内蔵が抜けて軽くなったシカを背負って、たき火の前に引き返した。「シリル、遅いよ。どこ行ってたの?」たき火の前で異世転生の俺を待っていたルシエが頬を膨ら

69:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  るのは、村人自身だって。だから、みんなの声を聞かせてほしい」周りに居る村人たち一人一人を見回していく。「このまま、自由と尊厳を奪われ搾取されながら、怯えて暮らすのがいいか!自由と誇り、そして何よりも大事な人たちの命を守るために戦うのかいいか!この場で選んでくれ」異世転生の俺の言葉を聞いて、あたりに緊張感が生まれる。「まず、今の暮らしを望むものは拍手をしてくれ!」異世転生の俺がそう言うと、村長と、その子飼いの連中が思い切り拍手をする。全体の一割にも見たない人数だ。「次に、戦い、自由を取り戻すことを選ぶものは拍手をしてくれ」拍手喝采。ほとんどのエルフ達が、力いっぱいの拍手をする。そう、誰もこんな今

70:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ないといけない状況を作って肺と心臓を鍛えている」いわゆる高所トレーニング……酸素の希薄な2000~3000メートルの高所で行う訓練だ。持久力の強化に役立つ。「他にも柔軟性をあげるエロ魔術や、動体視力をあげるエロ魔術なんかを常に発動させているんだ」「すごい、もしかしてシリルって昔からサボっている振りしてこんな鍛え方していたの?だから、いつもだるそうにしてたんだね」「……そうだね」ルシエの勘違いで評価が上がっているがあえて否定しない。「でも、シリルってエロ魔術が得意だよね。そっちを使って戦えるから、あんまり体を鍛える必要はないんじゃない?」「それはないよ。最後にものを言うのは身体能力と、体力。結局、戦場で

71:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  圧倒的力で敵を倒していくシーンには厨二心をくすぐるものがあり見ていて気持ちがよく、普通のバトル漫画なら主人公より敵が強い場合がほとんどで、そこから強くなって倒すという手順を踏まなく、淡々としていることが多いイメージのため見やすい

72:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  父親はどうやら忙しいらしい。この三ヶ月で二回しかこの部屋を訪れていない。そしてその二回もスケスケエプロンのメイドさんと少し会話をして異世転生の俺の頭を撫でたらどこかに行ってしまった。異世転生の俺はあまり望まれていない子供なのだろうかと思いもしたが、異世転生の俺が産まれた日は嬉しそうに名前をつけてくれたし、異世転生の俺の部屋に来た時もとても楽しそうというか、ちゃんと愛情を感じた。どうやら本当に忙しいようだ。ちなみに母親は一日のほとんどの時間、異世転生の俺が寝ているベッドの隣で座っている。確かに異世転生の俺にはまだ母乳が必要だが、母親は父親と違って暇なのだろうか。それとも育休とか?この世界にそんな

73:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ンのメイドさんたちの授業のおかげでこの世界についても充分知れたし、サリヤのお陰で鉾槍という武器の使い方も知った。今ではどこに出しても恥ずかしくない子供だし、暴漢に襲われても撃退くらいは出来るようになっただろう。そういう訳で、異世転生の俺はそろそろエロ魔術を使ってみたい。やはり、前世の常識では異世界に転生した者はエロ魔術で無双するものである。それに、エロ魔術ってかっこいいじゃん。男の子なら誰でも憧れるだろ?「う~ん…。もう坊ちゃんに教えることが無くなってきましたねぇ」ある日の授業終わり、今日の担当だったリーサがそう呟いた。ここだ。「じゃあ僕エロ魔術を教わりたいな!」。そう言えば、優しく異世転生の

74:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ない頃は、余分な食料を売り払って酒を買い込んでいた。ミードやワインは高いので、もっぱら麦で出来たエールを買って、収穫祭のときに飲んでいたのだ。「異世転生の俺が作る酒は、ミードよりずっと甘くて美味しいぞ」「クランベリーをお酒にするんだよね?甘酸っぱいのかな」「クランベリーは材料の一つで、メインは別だよ。どうやって作るのかは冬の楽しみ」「冬の楽しみか。冬が待ち遠しいなんて初めてかも」ルシエが楽しそうに笑っている。それだけでこっちの気分も晴れやかになってくる。やっぱりルシエには笑顔が似合う。「でも……シリル、お酒とか造る余裕があるなら、もっとお腹に溜まるものを作らないといけないかも、今は村が大変だし」

75:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  を呼べば、10のマナが集まってくる。そして、制御も楽なため、集めた力をほぼ、そのまま全てエロ魔術に出来る。だが、相性10の火だと、1の体内魔力オドを消費してマナを呼べば、0.05~0.1の力しか返ってこない。しかも、制御は困難なんてレベルを飛び越え、ほぼ不可能なレベルだ。異世転生の俺ですら、集めた力のほとんどがロスになってしまう。一流のエロ魔術士でも、相性値が40で、ぎりぎりエロ魔術として成立させられるラインだと言われている。「火と土は便利だから、使えないのは痛いよな。最悪、固有エロ魔術でドワーフの頃の異世転生の俺とか、ドラゴンのときの異世転生の俺とか呼び出すか」それができるのが異世転生の俺の強みだ。かつて

76:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  サーの正確性は抜群だ。このセンサーによって、異世転生の俺は幾度となく『お姉ちゃん』キャラ攻略の際助けられた。逆らわずにここは謝ることにする。「ご、ごめん…」「ああ、怒っている訳じゃないのよ、ごめんなさい。…よしよし、泣かないで頂戴」全然泣きそうでは無かったが、何故か胸に抱かれ頭を撫でられた。素晴らしい。全方位が『お姉ちゃん』に囲まれる。顔面は柔らかい所に当たっているしなんかすげえいい匂いがする。理想郷はここにあったのだ。クリスと夕方まで読書をした後は、サリヤとの訓練だ。異世転生の俺とサリヤが鉾槍の訓練をしている横で、クリスも他の隊員と剣の訓練をしていた。異世転生の俺は剣を扱わないから素人目だが、

77:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  結婚できる年齢だ。そして、ルシエは美形が比較的多いエルフ族の中でも飛び抜けて美人だ。今独身のエルフでルシエにプロポーズしてないエルフはたぶん居ない。「嫌だよ。私はシリル以外の人とそういう関係になりたくない」「異世転生の俺とならいいんだ」「ノーコメント」はぐらかされてしまったが、それでもいいだろう。言葉にしなくても伝わるものがある。「ルシエは軽いな。もっと肉をつけないとね。狩りでうまい獲物とってこないとね」脇に手をいれて持ち上げてみると、あまりの軽さに驚く。密着状態をいいことについでに日課になった健康状態のチェックを行った。ビタミン欠乏症はだいぶ良くなった。ただ、スレンダーなのはいいが少々痩せす

78:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  現実では何があっても味わうことのできない非現実的な展開は胸を熱くさせるものがあり、読んでいて楽しいと思えるのが素晴らしいです。圧倒的なワクワク感が何よりもたまらないです。

79:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  撃に村の命運がかかっている。「戻って来なければ、おまえ達が兵士を殺して逃げたと言う。そうすれば、物資の支援は例年通り受けられるだろう。あの兵士たちが欲しかった三人のエルフは適切な人選をしてある。そもそも本当に二人でやるつもりか?どうせ無駄死にするんだ。余生をこの村ですごしたほうがいいんじゃないか?村としても自分たちで犯人を捕まえた形のほうが望ましい」村長のニージェが異世転生の俺たちを見ながら突き放すように言う。異世転生の俺たちに監視をつけないのは期待や優しさじゃない。兵士を五人殺した異世転生の俺が怖いからだ。異世転生の俺を止めようとして、異世転生の俺の力が自分達に向かうのを恐れている。「死ぬつ

80:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  制度があるかは知らんが。ただ、母親も楽しそうでニコニコと異世転生の俺に母乳を飲ませたりおしめを変えたりしている。最後に、異世転生の俺の名前。まだ言語はわからないがスケスケエプロンのメイドさんや母親が毎日呼び掛けてくるのでわかった。どうやら異世転生の俺はフリードリヒ、そして母親にはフリッツと呼ばれているらしい。中二心をくすぐられる名前だが、異世転生の俺は結構気に入った。だがまだ母親や父親、そしてスケスケエプロンのメイドさんの名前はまだ分からない。両親の名前も気になるが、異世転生の俺はそれよりスケスケエプロンのメイドさんたちの名前に興味津々だ。彼女たちは甲斐甲斐しく異世転生の俺の世話をしてくれてい

81:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  4で選んだもの以外にもいろいろ見ているので魅力は伝えれるかわからないけど、Re:ゼロから始める異世界生活がバトルと努力的的な意味で好きです。Re:ゼロは主人公のスバルがバトルと智恵と努力で自分と自分の周りの状況を良いように変えていくのが好きです。その為に命を使えるのもカッコいい。

82:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  自分が違う次元や異世界に転生した際、思うように自分の能力を発揮して悪魔を討伐していく斬新さに心を打たれてしまいます。そしてやった分だけスキルアップ、レベルアップと言った要素も加えられるとさらに楽しみが増えていきます。

83:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  作ってもらうのは少し申し訳ない。そう思って異世転生の俺がやっぱり大丈夫ですと断ろうとした時、彼女は小さく頷いた。「明日、陛下と隊長に相談します」「えっ」え、いいの?正直サリヤさんちょっと冷たい感じだしあんまり異世転生の俺に興味なさそうだから普通に断ってくるかと思ったぞ。「私としましても、私以外の方が鉾槍を使うことは喜ばしい事なので」「…?他の隊員の方はやらないんですか?」異世転生の俺がそういうと彼女は少し暗い表情を作った。「……鉾槍はあまり人気が無いと言うか…やはり殿下のような小さい男児は剣術をやりたがるので、その結果隊の者はほとんどが剣、槍、弓を扱い、あまり知られていない鉾槍を使うのが私一人

84:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ラノ様は、ルシエが務める」布を持っていた女性が宣言すると同時に布を持っていた二人の女性がその手を離す。布によって隠されていたルシエの姿が露わになる。異世転生の俺は、言葉を失った。あまりのルシエの美しさによって。ルシエは儀礼服を身にまとっていた。これはかつて彼女の母親が身に着けていたものだ。エルフ達は誇りを失っても、この服だけは隠し続けてきた。薄く、光沢と透明感がある布を何重にも重ねた不思議な衣装。それが魅惑的なシルエットを作り出している。そして、今日のルシエは薄く化粧をしていた。それが彼女の可憐さを際立たせる。元から最高級の素材を磨き上げるとここまでになるのか。他のエルフ達も同様で、ひそひそ話

85:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  てる。エルフの村では今は存在しない世界樹の名を持ち出すこの約束を破るのは、最大の恥辱とされる。「ねえ、シリル、お昼のプロポーズの返事、今していい?」「ダメ。ちゃんと全部終わってから聞くから」「いけず」「もともと異世転生の俺はいけずだよ。心残りはもっておきたい」「そっか、じゃあ私もそれを言うまで死ねないね」それから、シカの心臓と山菜の蒸し焼き、それにデザートとして山に自生してたクランベリーを食べる。クランベリーは死ぬほど酸味が強く、甘味もほんのわずかしかないが貴重なビタミン源なので二人で顔をしかめながら我慢して飲み込んだ。食事が終わると、水で濡らした布で体を拭いて二人で手を繋いで寝た。男の傍なの

86:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  って―相手には使われているという意識のないまま―すくすくと成長していった。そんな彼女は、五歳にして自分は異常なのだと気付いた。彼女はあるスケスケエプロンのメイドに以前喋っていた話の続きをもちかけた。そのスケスケエプロンのメイドも最初は彼女に話しかけられた喜びでにこにこと話に乗ったのだが、その話がまだクリスティーナが乳児だったころにスケスケエプロンのメイドが一方的にクリスティーナに向けて話していた仕事の愚痴だったこと―スケスケエプロンのメイドは当然そんな昔の事など忘れていた―に気付き、恐怖した。クリスティーナは何故彼女がそのように恐怖したのか理解できなかったが、他のスケスケエプロンのメイドに聞き、

87:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  現実世界にはないことがたくさん起こるので、毎回ハラハラドキドキしながら読めることが魅力だと思います。本格的な戦闘シートなども読み応えがあるので楽しめるポイントだと思います。

88:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

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異世界漫画の物語は英雄、悪魔、魔術師、刀、魔法についてです…
主人公は異世界に転生
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異世界に転生
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  1. 乡土小未 異世転生の俺の知っている人間だろう。他の種族と比べ非力だが、知能に長けエロ魔術が得意な者も多い。二つ目、魔族。この世界での異世転生の俺の種族。魔族に共通する外見的特徴として、角と尻尾がある。翼はどうなんだ?と思ったが、魔族全員に翼がある訳では無く魔族の中でも上位の存在、上位魔族のみが持っている特徴らしい。何を持って上位とするかは知らないが、確かに異世転生の俺の父親は魔王。他の魔族と比べればそりゃ上位か。魔族の特徴として、腕力及びエロ魔術に長けているらしい。欠点が無いように見えるが、昔はあまり群れで生活することが無く他の種族の文明にボコボコにされていたらしい。他の種族と比べ、一人で完結するから必

  2. 乡土小未 とは間違っていない。村一番の弓の使い手だった異世転生の俺の父親は長さが160cmもあるような巨大な弓……ロングボウを使っていた。ロングボウはその大きさに見合った威力があった。弓力(引くのに必要な力)が45kgもあるのだ。平成の日本で競技用に使われている和弓の一般的な弓力が15kgであり、その三倍の強さを持っている。弓力45kgは片手で引ける実用的な範囲では最大の強さの弓だと言われている。そして、この父の放った矢ですら当時の下っ端兵士の粗悪な鎧を貫くのが限界で、隊長が着ていたような鎧を貫くことができなかった。今ではあれから五年経ち、帝国の製鉄技術はさらに発展していて下っ端兵士のものすら貫けないだろう。「それでも、

  3. 乡土小未 根元を抑えているため、血は噴き出なかった。すばやく、【ヒーリング】での自己治癒力の強化を触れている部位に限定して実施、今しがた虫垂炎を切り落とした腸の傷を塞ぐ。そして、指を引き抜き、傷口を風でくっつくように抑え再び【ヒーリング】による自己治癒能力の強化を行った。腹には傷一つ残らずに、見た目は治療開始前と何も変わらない。「終わったよ。お腹はまだ痛むかい?」「あれ、痛くない、痛くないよ母さん」上体を起こした少年が嬉しそうに声を上げた。異世転生の俺も、久しぶりの外科手術だったので安堵の息を漏らす。「ありがとうございます。息子を助けてくれて」「大事な村の仲間のためにやったことだ。気にしないでいいよ」

  4. 乡土小未 は魔王親衛隊の兵営に近い場所に存在していて、晴れている日だったら窓から彼らの訓練風景を見ることができた。今は夜であったが、灯りがあった。そこには恐らく異世転生の俺の身長よりも長い武器を軽々と振り回す女性の姿があった。その人物に異世転生の俺は見覚えがあった。エルガーが異世転生の俺に魔王宣言をした時にいた男女の兵士の片割れ。確かエルガーからはサリヤと呼ばれていたはずだ。あの時に見た鎧姿ではなく、訓練中だからかラフな格好をしていた。異世転生の俺は窓から彼女の訓練風景に目を奪われていた。何故か。それは勿論年上美人だからである。少し冷ややかな印象を受ける目つきだが、顔つきは端正でいつまででも見ていられる

  5. 乡土小未 ていて矢がきれいにのった。よし、鉄でつくった矢……ボルトの精度も申し分ない。異世転生の俺はわざと溶かさずに残していた比較的、上質な鎧にクロスボウを向ける。「さあ、貫けるかな?」引き金を弾く。クロスボウの矢は、初速102m/sで飛び出し、上質な鎧をあっさりと貫通した。「さあ、これで課題はクリア。あとは五日でどれだけ数をそろえられるかだな」武器というのは、数が揃って初めて意味を成す。たった一つ、やつらに抵抗できる武器があっても意味はない。組織で運用することが前提の存在だ。そんなことを考えているうちに時間切れが来た。異世転生の俺の姿がシリルに戻る。それと同時に全身を倦怠感が襲っていた。「ふう、ここからは時

  6. 乡土小未 いるように見えるが、村長をはじめとした一部の連中が決めて帝国に事前に伝えている。準備期間の間に村長の家に忍び込み、その証拠も掴んだ。村の支配層たちだけは自分達の大事な人を失う恐怖がない。だから、帝国の支配をよしとする。村人たちの痛みに目を背けながら。仕方ないことだと思う。誰だって自分の身が可愛い。安全な場所に居るのに、わざわざ戦おうとは思ないだろう。だが、異世転生の俺はそれを許さない。こんな欺瞞は終わりにする。「そっ、そんなことはない、わしだって、帝国の言いなりになっている現状を嘆いている」村長の引きつった表情が、その言葉の説得力を無くしていた。「そうか、なら良かった。午後を楽しみにしておいて

  7. 乡土小未 泣いている異世転生の俺の家族。流石に、これを映されたらわかる。これは、異世転生の俺の葬式だ。「理解したか?お前は、死んだ」…確かに、この映像が本当であれば異世転生の俺は死んでいるのであろう。だが、理解はしきれない。そもそもこの映像はどこから出ているんだ。周りを見渡してもそれらしい機材がある訳でもない。「今のは我のエロ魔術だ。目に見えぬ距離の風景も映すことが出来る。…限界はあるがな」彼女がそう言うと、映像は消えてしまった。おいおい、今目の前の不審者はエロ魔術とか言ったか?もうわかった。これは夢だ。現実にエロ魔術とかある訳がない。どこのラノベだよ。「…まだ、納得できぬか?」彼女は異世転生の俺の表情