【異世界漫画】 劣等紋の超越ヒーラー ~無敵の回復魔法で頼れる仲間と無双する~ 1 ~ 12【マンガ動画】

異世界漫画
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1:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

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2:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)
3:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  現実では何があっても味わうことのできない非現実的な展開は胸を熱くさせるものがあり、読んでいて楽しいと思えるのが素晴らしいです。圧倒的なワクワク感が何よりもたまらないです。

4:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  いと思いますけどね」異世転生の俺がそう言うと二人とも表情をパァと明るくさせた。なにやらやる気のようなものも感じられる。今にも袖をまくりそうな雰囲気すらある。こうして、異世転生の俺が次代魔王となるべく英才教育が始まったのである。五歳になった。この二年、異世転生の俺はスケスケエプロンのメイドさん、特にリーサリーセ姉妹に色々な事を教わった。案外二人とも勉強の時間になると真面目だった。さて、教わったことは多岐にわたるが特に面白かったのはやはりこの世界に関することだろう。科目の一つに算術の授業があったが異世転生の俺は前世ではアラサー、ぎりぎり因数分解くらいなら出来るので四則計算くらいなら教わることはなか

5:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  たのは大きい。歩兵部隊の場合、死傷者が三割を超えると負傷者の後送に1人あたり2~4人の兵員が必要であることから、部隊が全滅と判断し撤退する。だが、仲間の面倒を見る気はないらしい。撤退する気配は見えず、徹底抗戦するつもりだ。異世転生の俺は少し怪訝に思う。いくらなんでもあまりに帝国の兵に恐れがなさすぎる。これだけ仲間が苦しみ、死んでなぜ攻めてこれる?普通の人間であれば、これだけ一方的に蹂躪されれば戦う気力なんてなくすはずなのに。まるで、”見えない何か”に背中を押されているようだ。「進め、進めぇえええええ!仲間の無念を晴らすにはそれしかねええ」兵士たちが仲間の屍を乗り越え、悲鳴に耳を塞ぎまっすぐに突っ込

6:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  のメイドさんを待っていると、「お待たせ、フリッツ」全裸のクリスが入ってきた。「エエエエエ!!!???ド、ドドドドドウシテ!?」ナンデ!?クリスナンデ!!??混乱する異世転生の俺を他所に、クリスは異世転生の俺の手を引き、座らせた。「今日は私が貴方の体洗ってあげるわ」クリスはそう言うと、上機嫌なのか鼻歌を歌いながら異世転生の俺の身体を洗い始める。おおおおおおおお落ち着け異世転生の俺。相手は実の姉、実姉だ…!!!だがしかし………クリスは異世転生の俺の十二個上らしい。つまり十七歳だ。思春期を迎え成長した暴力的な身体が異世転生の俺の目を襲う。このおっぱいで実姉は無理でしょ。「はっ!」異世転生の俺は煩悩を振り払うために、

7:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  の強化を実施すると同時に懐からナイフを取り出す。投擲の構えを取り、弾道計算の術式を走らせる。そして、全身の筋肉を完璧に制御し、一切パワーロスがない理想的なフォームで投擲。ナイフには風の加護をつけている。こうすると、風がナイフを避けるため横風の影響も、空気抵抗も受けず、ほぼ初速のまま目標に到達する。投擲したナイフは、シミュレートした弾道をなぞるようにして、シカの首に突き刺さり、頸動脈を傷つけられたシカから噴水のような勢いで血が噴き出す。「さて、取りにいくか」異世転生の俺はそう呟き歩きはじめる。シカの所に行く途中で、予め見つけておいた山菜やきのこを確保し、さらに小川の水を水筒に入れておく。その際に

8:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  泣いている異世転生の俺の家族。流石に、これを映されたらわかる。これは、異世転生の俺の葬式だ。「理解したか?お前は、死んだ」…確かに、この映像が本当であれば異世転生の俺は死んでいるのであろう。だが、理解はしきれない。そもそもこの映像はどこから出ているんだ。周りを見渡してもそれらしい機材がある訳でもない。「今のは我のエロ魔術だ。目に見えぬ距離の風景も映すことが出来る。…限界はあるがな」彼女がそう言うと、映像は消えてしまった。おいおい、今目の前の不審者はエロ魔術とか言ったか?もうわかった。これは夢だ。現実にエロ魔術とかある訳がない。どこのラノベだよ。「…まだ、納得できぬか?」彼女は異世転生の俺の表情

9:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  のことが喜ばしく、誇らしかった。「さて、今日の最後の仕事をするか」そろそろ、頃合いだと考え異世転生の俺は一人舞台にあがる。そして、村人たちのほうに体を向けた。「みんな、聞いてくれ。大事な話がある」大いに盛り上がっていたのに、異世転生の俺がそう言うと、皆意識をこちらに向けてくれた。きっと、それだけ異世転生の俺のことを重要視してくれているのだろう。「今日の戦いで、完全に帝国と手を切った形になった。どうやっても戻れないところまで来た」そう、これだけの大きな戦いをした。そして勝ってしまった。帝国は異世転生の俺たちを絶対に許さないだろう。「もう、この村は、帝国が支配する一つの村じゃない。だからこそ、必要

10:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  想でね。一度ジャガイモを育てた土地は捨てる。なに、土地は余ってるんだ。ガラスハウスをもう一つ立てればいい。異世転生の俺ならガラスハウスの構築から土を耕すところまで一日で可能だ」そう、汚染されていない土地で育てればまったく問題ない。ただ、土を伝って奴らの生息域が拡大すると、どこに植えても同じなので、このガラスハウスは地下3mに煉瓦で出来た底を作り、外から隔離している。また、この措置は土を冷やさずに、保温庫効果を高める狙いもある。このガラスハウス内でどれだけ奴らが繁殖しようが、このガラスハウスからは出られないので安心して新たな畑でジャガイモを育てられる。「そんなのシリルだけだよ……でも、さすがに毎回、

11:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  いでしょう。貸し麦は諦めます。ですが、これ以上、小麦を収めることも、村人を差し出すこともできません。私たちが飢え死にしてしまいますし、仲間をこれ以上失うわけにはいきません」「なぁ、てめえ!勘違いしてんじゃねえぞ!異世転生の俺たちは頼みに来てるわけじゃないんだよ!命令してんだ!飢え死ぬだ?だったら、異世転生の俺たちが片っ端からおまえら殺して、魔石に変えてやるよ!そしたら食い扶持が減って、税を納めても冬をこえられるだろ!異世転生の俺たちは魔石がたんまり手に入ってハッピー。おまえらは村が全滅せずにハッピーで、みんながハッピーだ」ヨセフは剣を抜き、異世転生の俺の首元につきつけ、その上で顔を限界まで近づ

12:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  生の俺は、ルシエと一緒に幸せに暮らせるようになることがゴールだと思ってるんだ。そのためにも、村の皆が冬を越えられるだけの食料を確保して、村を襲いに来る帝国の兵士たちを撃退して、来年からは村単体で自給自足できる基盤を整えていく。他にも、異世転生の俺が居なくても、いつでも村のみんなだけで兵士の大群を追い払えるようにしたいし、もっと村全体の生活水準もあげたい」課題をあげていくとこうなる。それを叶えるために細分化すると、もっとたくさんのことが必要になるだろう。これが、ルシエと二人で笑って暮らしていくための最低条件。だから、時間なんていくらあっても足りない。「あたりまえが遠いね。人間に村が支配されてなか

13:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  異世界転生系で多いのがチート・無双・俺TUEEE系、ハーレム系だと思います。個人的にはどれも同じような内容で飽きるのですが、ギャグ系は作品によって笑えるポイントが違ったり、キャラクターの個性が強く表現されることでキャラクターの魅力を味わえたりできます。

14:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  脱がして死体を捨てよう。◇森の中処分が必要な死体を全て穴に放り込んだ異世転生の俺は、帝国軍が暖を取るために持ってきていた油を惜しみなく注ぎ込む。死体が油に浸かったのを確認すると、火打ち石で火花を散らし引火。さらに、風のマナに呼びかけ空気を送りこんで火の勢いを強くする。もちろん、煙が自分のところにこないように周囲の風を制御するのを忘れない。人間は焼くと臭いし、油が混じった煙を浴びると体がべたついて不快だ。だが、こうしてきちんと処理をして初めて無害になる。かつては、放置した死体によって引き起こされた流行病や、害虫の大量発生が死者の祟りとして恐れられていたらしい。「悪く思うなよ。もし、おまえ達が勝て

15:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  転生する前に神と対面した主人公が自分の能力の設定を決めて記憶がある(途中で思い出す)状態で進めていくのでストーリーに入り込みすぎず客観的に波乱に対処できるのがいいと思う。

16:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  と囁いている。「ねえ、もしだよ?私が二人で逃げようって言ったらどうする?」「それがルシエの本心だったら、そっちのほうがずっと楽だし、迷わずそうするよ。あの村は好きだけど、ルシエのほうがずっと大事なんだ」それは紛れもない本音。異世転生の俺はルシエを守るついでに村を救おうとしている。「私はシリルと……ううん、私も頑張るから、二人で村を守ろう」「いいよ。そのために全力で戦おう」ルシエは馬鹿じゃないが甘い。村の危険さは理解している。でも、それを理解した上で、二人だけで幸せになることを許せない。みんなで一緒になるために努力することを選ぶ少女だ。「だけどね、一つだけ約束して欲しいの」ルシエはそう言って手の

17:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  にわが身を捧げるとは泣かせるじゃないか」そう言いながら隊長はわざわざ小手と兜を外すと、ルシエの胸をわし掴みにして、頬を舐めた。ルシエはそうされてもまっすぐな眼光で隊長をにらみつける。肩が震えている。足が笑っている。でも、彼女はその小さな体で必死に立ち向かっていた。「はやく連れて行って、私が居ればノルマは達成できるんでしょ?」ルシエの姿が、魂の奥に刻まれたハイ・エルフの少女と重なる。見たことがないはずなのに瞼に焼き付いた光景。胸を焦がす、少女の輝き。「シリルのこと信じてるから、私が居なくてもがんばれるって」ハイ・エルフの少女が立ち向かった敵に比べれば、こんな兵士たちなんてものの数ではないだろう。

18:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  大げさに振りかぶり殴りかかってくる。見えている。視界だけではなく、音、匂い、肌に触れる空気。必要な情報全てが得られている。あとは体が勝手にやってくれる。近接戦闘において、もっとも重要な要素となるのは時間だ。0コンマ1秒以下の世界における判断の連続、まともな思考は走らせる時間はない。だからこそ、訓練により基本動作を無意識の行動……反射まで落とし込む。本来なら、記憶や知識では補いきれない領分、それが異世転生の俺の体に魔力によって刻まれている。エロ魔術によって設定され、最適化され続けている動き。異世転生の俺の身体はそれを再現するだけの機械と化す。唸り声をあげながら襲い掛かってくる拳が空を切って通り過ぎ

19:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  え!?は、鼻血!?だ、誰か医者を!」年上クーデレ美女のデレ、頂きました。ありがとう、鉾槍。お前を選んでよかったよ。―――そういう訳で、異世転生の俺は三歳からの二年で色々なことを学んだ。今述べた地理だったり鉾槍だったり。しかし、エロ魔術も教わりたいな。あ、あと年上美人お姉ちゃんも欲しい。スケスケエプロンのメイドさんたちはやっぱりスケスケエプロンのメイドって立場だからなのかちょっと異世転生の俺に遠慮している所もあるし、サリヤは最近あまり時間が無いらしい。殿下寂しいぜ。この時の異世転生の俺は考えもしなかった。この後すぐに、その二つの願いが同時に叶ってしまうということ。五歳になり少し経った。スケスケエプロ

20:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ていた。「体はまだ痛むか?」「ううん、全然平気」「なら、良かった。これを1日3回、毎日やる。そうすれば、理想的な肉体に近づくから。一応言っておくけど、絶対に自分でやろうとするなよ?」「わかったよ。やりたくてもやれないし」自己流でやられると、危険だし、かりにうまくいったとしても、無駄な筋肉がつく、ルシエの腹筋が割れたりしたら異世転生の俺は泣く。「それと、肉を食え」干し肉をルシエに押し付けた。「なんで?お腹すいていないよ?」「筋肉を回復させるのに、肉に含まれる栄養素を使うんだ。肉を食わないと、このエロ魔術を使う意味があまりないんだ」「いいのかな、貴重な食料を、使っちゃって」「いいんだよ。強くなるため

21:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  現代社会に疲れた人が死後に異世界に転生するという、最近よくある話ですが、現実逃避になれますし、しかもチートで大活躍するという話がとても共感できます。現代社会ではできないスローライフを実現するところにとても魅力を感じます。

22:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  の種族は割りかし仲が良く、王族同士の結婚も過去行われているのだとか。王はいるが、魔族に国と言う意識はなく、最強の個である魔王を主君とし各地で暮らしている……という意識のようだ。国でしか生きたことのない異世転生の俺からするとあまりピンとこない考えだが、国を持っているのは人族だけのようだ。次にミカ大陸。他の大陸と比べ自然豊かで、おもに獣人族と妖精族が住んでいる。しかしその二つの種族どちらも排他的な性格をしており、ニクシー曰くほとんど交流はないらしい。その上、セシア大陸。これまでの大陸と比べ人族が多く暮らしており、ほとんどの土地が人族の国に属している。中央にあるのがシトラ王国でこれが現在の覇権国だ。

23:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ンのメイドさんはリーサと言うらしい。白すぎないくらいの美白の肌に漆黒と言っていいくらいの黒髪はポニーテールにまとめている。そして今喜色満面の笑顔を浮かべている顔はとても整っている。普通に恋に落ちそうだ。だが、その端正な顔立ちは彼女に限った話ではなく、スケスケエプロンのメイドさん全員が美女である。顔採用だとしてもレベルが高すぎる。やはりこの家はとても格式高いのではないだろうか…?ちなみに母親はニクシー、父親はエルガーと呼ばれていた。『お姉ちゃん』たるスケスケエプロンのメイドさんたちよりも重要度は低いが大事な情報だ。「フリードリヒ坊ちゃん、こっちですよ~」「り、りーさ、おねえ、ちゃん」「きゃ~~

24:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  誰にもわからない。封印を終えて共にいる必要がなくなったのか、当時人間に迫害を受けていたエルフ達に気を使ったのか、推測は出来るが、明確な答えはない。ただ、シュラノ様に良く似た人間の女の子と共に居ることが目撃されている。シュラノ様の娘だという説もあるが、それはありえない。子供は母親と同じ種族になる。エルフのシュラノ様から人間は産まれない。そうだ、あの子はそんなまともなものじゃない、あの子は、世界樹とシュラノの一部で出来た封印の要で修繕機能、そして届かない彼女の代用品。異世転生の俺が作ったシュラノの亜流にせもの、その名は……『それは素晴らしい。もう悲劇には飽きたんだよ。それに今回の世界は異世転生の俺

25:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  か見た顔もあったが、初対面のスケスケエプロンのメイドさんも何人かいた。こんなに多くのスケスケエプロンのメイドさんを雇っていると言うことはやっぱり異世転生の俺の産まれた家は格式高い家なんだろうか。そんなことを考えているうちにこの建物の一番奥の部屋に着いた。リーサは異世転生の俺に目配せを一つすると、その豪奢な扉をノックした。「エルガー様、失礼します。フリードリヒ様をお連れいたしました」『入ってどうぞ』扉の向こうから聞こえたのはエルガーでは無く、知らない男性の声だった。リーサが扉を開け、異世転生の俺を中へと促す。書斎のような部屋には五人の姿があった。部屋の中央にはエルガー。仕事中なのだろうか、こちら

26:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  結果、自分が恐れられていることも。故に彼女はそれからは全てのことに対して手を抜き始めた。全力でやらなくても万事上手くいくからだ。それでも周囲は自分を天才だと持て囃した。彼女は人生に絶望し始めていた。なんとつまらない人生なのだろうと。少し考えて物事を行うだけで、周囲は彼女を素晴らしい、天才だという。なんてやりがいのない人生だろう。そして彼女がこの世界に楽しみというものを見いだせなくなったころ、具体的には彼女が十一歳の頃、彼女は弟か妹が近い内に出来ると、その頃から彼女付きのスケスケエプロンのメイドになった者から告げられた。ニクシーが妊娠したと言う。その報告を聞かされた時、彼女の瞳に久し振りに光が灯

27:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  チート系のストーリーは、安定感や安心感があるところが魅力だと思います。読んでいて、めちゃくちゃストレス度が高いと読むのがしんどくなってしまうので、そこそこの難易度でなおかつ無双をすることで、読後感がスカッとするので好きです。

28:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  追わせる呪いを、黒い球がかけてくれるから。『捕まえた』と言えば呪いが解除されるから、目が痛くなるまで続けるといい」「あっ、楽、でもすっごく目が疲れるね」「訓練だしね。でも、これを毎日やれば動体視力がかなり鍛えられるんだ。強くなりたいなら、最重要項目の一つだよ」「シリルってどうしてこんなに強くなるために工夫しているの?他の皆みたいに、森の中を走り回って、剣を素振りして、普通にしてても強くなるのに」「時間がないからね。当たり前の方法で強くなるには、長い時間が必要だ。おれには他にもっとやりたいことがある。だから、こうやってエロ魔術で済ませられるものは全部済ませて、あまった時間でやりたいことをするんだ

29:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  いの。ただ、頑張って欲しくて。昔のシリルみたいに目を輝かせて、いつか異世転生の俺がこの村を支えるって言ってほしくて」投げやりな異世転生の俺を見てルシエは悲しそうに言った。昔の異世転生の俺か……「無理だよ。もう、異世転生の俺は諦めたんだ」かつては偉大な村長である父の後を継ぎ、もっと村を発展させると意気込んでいた。その努力もした。だけど、五年前、人間の侵略に抗って最後まで戦った父は死んだ。……父につき従った村人達を大勢巻きこみながら。その中には、異世転生の俺の母親やルシエの両親も含まれている。おとなしくしていれば死人は減らせたはずだ。それを見て異世転生の俺は思ってしまった。この世にはどうにもならな

30:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ビタミンが残っている。「本当にうめえな。これを作るためにシリル村長は、女子供にクランベリーを摘みにいかせてんのか?」自分の分を食べ終えたロレウが手を舐めながら聞いてきた。「確かにそれもあるよ。干しクランベリーは一年ぐらい持つから冬の間の貴重なビタミン源になる。でも、それだけじゃない」冬は生のクランベリーはもちろん、山菜もまともに取れなくなり、ビタミン源が生肉ぐらいしかなくなってしまう。健康を考えると、干しクランベリーの備蓄はかなり蓄えておきたい。「他にも何かに使えるのか?」「冬になったら酒を大量に作ろうかと思ってるんだ。その材料に必要なんだ」「酒!?そんなもんがこの村で作れんのか!」「ああ、う

31:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  『お姉ちゃん』を見られるなんて、異世転生の俺はなんて幸せ者だろう。涙が出ちまうぜ。これまでは、スケスケエプロンのメイドさんたちが異世転生の俺を起こしてくれていたのだが、クリスが帰って来てからというもの、頻繁に彼女が起こしに来るようになった。なんでも、「貴方には起きて一番に私を見て欲しい」そうだ。なんて台詞だ。胸がドキドキを通り越して爆発してしまいそうだ。「おはよう、クリスお姉ちゃん」「ええ、おはようフリッツ」クリスに起こしてもらった異世転生の俺は、彼女を伴って食堂へ向かう。食堂には大きいテーブルと椅子が四つあり、異世転生の俺とクリス、そして両親が向かい合う形となる。「はいフリッツ、口を開けて?」

32:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  木箱二つ分じゃ、この建物の中全部も厳しいけど、収穫できれば、次から村の畑全部に撒くだけの量が確保できるかも」「それはやめたほうがいいな」異世転生の俺は苦笑して言った。「悪魔の実は、ジャガイモって言うんだけどね。基本的に一つが病気になると全部同じ病気になる場合が多いんだ。ジャガイモしか育ててないと、そうなったとき、村中で食べるものがなくなる。だからね、これを育てるときは、例えジャガイモが全滅してもいい状況で育てるのが鉄則だ」地球では、ジャイガイモを主食にしている村や町ではそれが原因で滅んだ例がいくらでもある。有名なのは十九世紀のアイルランドだ。さまざまな要素が絡んでいるが、大規模なジャガイモの病

33:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ともはや顔なじみとなったバイトの男の子がいた。きっと異世転生の俺は裏で「あいつギャルゲーばっかやってるよ…。しかも年上モノだけ」「えーきっしょ」とか言われているのだろう。だが構わん。異世転生の俺にはお姉ちゃんたちがいる…!あれ、涙が。異世転生の俺は自分の妄想で落ち込みつつ、駅に向かった。店のロゴ入りのレジ袋でギャルゲー丸出しのピンク色を基調としたパッケージを隠しつつ、異世転生の俺は駅のホームで電車を待っていた。こういう時スマホを見るのもいいが、時たま異世転生の俺はホームを見渡す。すると、稀にいるのだ。お姉ちゃんという存在が。しかし今日は見渡す必要はなかった。目の前に小学生くらいの男の子と中学生

34:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  だね」エルガーは顔を上げた。その表情は飄々としていてどこか楽しそうだ。まぁエルガーとはまだ顔を合わせたことは数回だがいつもこんな感じだ。「はい、お久しぶりですお父様」異世転生の俺がそう言うと兵士然とした二人は少し感嘆したような表情を見せた。「ほう。陛下のご子息はまだ三歳とお聞きしていましたが、立派な方ですな」「…そうですね」異世転生の俺はただ挨拶をしただけ、とも思ったが確かに異世転生の俺はまだ三歳。そんな奴がお久しぶりですなんて言っていたら驚きはするか。しかし、異世転生の俺は女性兵士の方に視線が吸い寄せられていた。すっごい美人だ。透き通るような青髪に少し冷酷な印象を受ける顔。鎧を着ているために

35:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  その周囲にはたくさんの中小国があり、特にセシア大陸の東側は毎年のように戦争が起こっている紛争地域らしい。一年単位で国が興り滅亡するため、セシア大陸の東側の地図には国の表記が無いという。最後にリスラ大陸。この世界で主流の宗教、リスラ宗教の総本山。人族が治めている国で、他の種族を見下しており、人族こそが至高の種族だと信じて疑わない連中のようだ。異世界ものでよく聞く宗教だな。ここまで長々と話したが、あくまで異世転生の俺が習ったことを説明しただけで、もしかしたら異世転生の俺の知らない人種だったり大陸があるのかもしれない。また、習った内容自体が誤りの可能性もある。スケスケエプロンのメイドさんを信用してい

36:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  はルシエに愛想を尽かされないように頑張るよ」「その心配はないよ。だって、私は情けないときのシリルもいっぱい知ってる。今更嫌いになるなんてことはないから」異世転生の俺は我慢しきれずにルシエの頭を強く撫でた。「最近、シリルって私のこと子供扱いしてない?」「そんなことないよ。今、ルシエにしていいのはここまでだから、こうしているだけで、本当はもっと大人なこともしたいんだよ」それは切実な願いだが、自分の中である程度の線引きをしながらルシエと接している。歯止めが効かなくなるのが怖い。「大人なこと?」「キスとか、抱きしめたりとか、子供作ったりとか」異世転生の俺の言葉を聞いたルシエが顔を真っ赤にして後ずさる。

37:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  装備がランクアップしてるな。さすが、六十人以上、喰っただけはある」前回の魂喰いにより魔力があがった影響で、呼び出したディートの力も上がっているようだ。「これなら、割とすぐに終わりそうだな」異世転生の俺は、安堵の息をつきながら死体に近づく。「【アイテムボックス】」発動するのは、ディ―トの固有エロ魔術の【アイテムボックス】。死体の体と、装備品を分けて収納する。それを、片っ端から繰り返し、次々と死体を消していく。【アイテムボックス】は生物以外、4000kgまで、なんでも収納できるのだ。「こいつはまだ、生きてるっと」異世転生の俺は、毒によりのたうちまわる兵士の頭に剣を落とす。すると、首が飛び、一瞬で死体に変

38:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  か?異世転生の俺がうんうんと唸っていると、クリスティーナは妖しげな微笑を浮かべた。彼女のその表情を見るとどきんと胸が高鳴る。お、おかしいな。彼女は姉。母親であるニクシーもとても美人で前世の異世転生の俺ならまず飛びついていたであろうが、彼女はこの世界の肉親だからだろう、全く欲情といった感情が浮かばなかった。しかしクリスティーナは違う。明らかに異世転生の俺の胸の高鳴りは、異世転生の俺が彼女のことを一人の女性として見ていることを教えてくれている。クリスティーナも肉親のはずなのに、どうしてだ。彼女の美貌は姉弟と言った間柄も飛び越えかねない程の物なのだろうか。「フリッツ、貴方今何故自分は私の存在を知らさ

39:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ると、止めになってしまいかねない。胸元から、解毒薬と痛み止めの丸薬を取り出し、指揮官の口に突っ込む。矢に塗った毒は拷問用としても使っているので、いくつか解毒剤を作っていたのだ。一瞬目を丸くしたかと思うと、少しだけ楽そうな顔をした。これを飲めば、半日もすれば毒が消えるだろう。「眠っておくといい」せめてものなさけで、脳を揺らし意識をとばす。残りの生き残った他の三人も同様の手段で、薬を与えてから意識をとばした。これで起きる頃には毒が抜けているだろう。「さて、失敗したな。ディートの【輪廻回帰】を解くんじゃなかった」異世転生の俺は、自殺して転がっている二つの貴族の死体を見て重い溜息をついた。真面目に鎧を

40:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  温泉が好き。他の種族に希少な金属などを売ったりしており温厚な者が多い。五つ目、龍人族。図鑑の絵を見る限りめちゃくちゃカッコイイ。魔族のそれとは違う立派な角に、太い尻尾、たくましい翼を持っている。そして炎の息や冷気がほとばしる息を吐くことが出来る。全種族の中で一番腕力があるが、エロ魔術を使う者はあまりいないらしい。腕っぷしがあり、遠い敵には炎のブレスときた。そりゃエロ魔術を使う必要が感じられない。六つ目、獣人族。皆も想像が容易であろう。そう、犬耳や猫耳の種族だ。ケモナー大歓喜。しかし図鑑の絵を見る限りはケモナーレベル1と言ったところか。獣人族として共通する特徴はあまりなく、獣人族の中にも種類があ

41:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ういうのも毒だな。悪魔の実をよく知らない人は平気でこういうのを食って腹痛や下痢に悩まされて、ときには死ぬ」この世界は文字を読める人間が少なく、人づてに話を聞くという形では正確な情報が伝わらない。そのせいで、何人も、ジャガイモの芽を口にして体調を崩した。芽が危険と言う情報と比べて、食べればひどい目にあう、そういう痛みを伴う話のほうは、かなり広まりやすく、なかなかジャガイモに人気が出ないのだ。「でも、そんな知らないと死ぬような危ないの、駄目だよ」ルシエが心配そうに言ってくる。その気持ちはわかるが、エルフの村はせいぜい二百人、きちんと情報を行き渡らせることはできるだろう。それに、どうしても育てないと

42:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  この中だったら育てられるんだ。でも、さすがに雪降り始めたら無理だよね。たぶん初雪まで三か月ちょっとだよ。それまでに収穫できる植物なんてあるの?」「もちろん。補給基地を襲ったときに見つけたこれなら、三か月で収穫できる」異世転生の俺がそう言って大事に運んで来た木箱を空ける。そこにはぎっしりとジャガイモが詰まっていた。木箱は二箱あり、一つにつき20kgぐらいはある。ジャガイモを育てる際に最も良いとされる気温は15℃から25℃。これからどんどん寒くなっていく。適温では三か月で収穫できるジャイガモも、気温が低いと生育が遅れて、半年ほどかかる。それを避けるために、ガラスハウスを作ったのだ。そして、このガラスハウス

43:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  圧倒的力で敵を倒していくシーンには厨二心をくすぐるものがあり見ていて気持ちがよく、普通のバトル漫画なら主人公より敵が強い場合がほとんどで、そこから強くなって倒すという手順を踏まなく、淡々としていることが多いイメージのため見やすい

44:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  か?」「…どういうことだ?」「つまり、お前はお前が言う『お姉ちゃん』の前でいい恰好が出来るということだ」ふむ…。つまり、転生先で『お姉ちゃん』が何者かに襲われる。そこに颯爽と現れる異世転生の俺。異世転生の俺は増幅した魔力量を以てそいつらを成敗。きゃーかっこいいーだいてー。フ、完璧だ。「いいだろう、その契約乗っ――」「ん?なんだ?まだ何かあるのか?」危ない危ない。一番大事なところを忘れる所だった。「結局、この契約の本題はなんだ?」そう、魔神が結局異世転生の俺に何を望んでいるのかが分からない。異世転生の俺の体が引き裂かれるってのは、あくまで異世転生の俺がこの契約を反故にした場合のみ。つまり、この契

45:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  たちが背中に隠していたクロスボウを取り出し、引き金を引く。弦は既に引き絞られており、無数の矢が殺到する。そしてその矢は、あっさりと兵士たちの鎧を貫き、その肉に突き刺さる。「ぎゃああああああああ」「痛ぇぇぇぇぇぇぇ」「なんで、なんで、帝国の無敵の鎧がぁ!?」さきほどまでにやけていた兵士たちの顔が引きつる。当たり所が悪かった五人は即死、四人は生きてはいるが地面に倒れのた打ち回っている。矢には異世転生の俺が山で採ったトリカブトをベースに、いくつかの山菜と糞を調合した毒が塗ってある。即効性の神経毒で体内に入れば激痛が走り、半日はのたうちまわり立っていることすらできなくなる。クロスボウは貫通性にすぐれる

46:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  作るにあたって、数日で誰もが使えるようになる。それが最低条件だと異世転生の俺は考えていたのだ。エルフの村では、戦いの専門家を作る余裕がない。農業の片手間に一般人が戦えてはじめて意味がある。「これでもまだ文句があるのか?」「ああ、ある。たった二本の弓で何ができるんだ!兵士が一度に何人来ると思っている」予定通りの反論。その言葉を待っていた。「誰が二本だけと言った?」異世転生の俺は【輪廻回帰】の部分開放を行い、ディートの【アイテムボックス】を起動、昨日までに作った50丁のクロスボウを全て取り出す。圧倒的な破壊力をもつクロスボウが並ぶ、その光景には魂が魅入られてしまうほどの異様な雰囲気があった。「足りな

47:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  エルフが五十人にずつに分かれて、二列になる。「全員矢をセット。目標は全員が15秒以内だ!でははじめ!」異世転生の俺は秒数を数えながらエルフ達の様子を見る。訓練を始めたばかりのころはぎこちない動きだったが、今ではずいぶん手慣れたものだ。人によっては十秒足らずで矢をセットして見せる。「よし、全員目標はクリアだ。次は十秒で狙いをつけろ。前列、構え!」異世転生の俺の言葉で前列の五十人がクロスボウを構える。凛とした空気が場に流れる。「放て!」きっちり十秒後、矢が放たれた。それは的に向かって一直線に進む。その的は、地面に刺さった木の棒に、兵士たちの兜をかぶせたものだ。人間の腹にあたる部分に◎が書かれており、

48:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ラノ様と共に居ることが辛くなったのかもしれない。「我らエルフは、どれだけの年月が流れようとも、シュラノ様のことを忘れてはならぬ。今の世界があることをシュラノ様に感謝し、次の世代に伝えていく。それこそが我らの使命だ」その言葉を最後に、舞が終わった。ルシエと目が合う。表面上は笑顔だが、その裏にある不安が異世転生の俺には見て取れた。久しぶりの舞がうまく出来たか心配なのだろう。「綺麗だよ」小さな声だけど、口の形を大きくした。ルシエの笑顔が輝く。十分伝わったのだろう。家に帰ったらいっぱい褒めてあげよう。本当に綺麗だったから。きっと、本物のシュラノ様に負けないぐらいに。やがて、拍手が終わり、ルシエ達が舞台

49:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  帰る。これができれば、村の食事情もだいぶよくなるだろう。たい肥の出来を見ていた。ジャガイモを植えた次の日からたい肥を作り始めている。下準備としてまず肥溜めはすでに作ってありそれを使う。エルフの村では、各自の家庭で出た糞尿を一日に一度村の外に捨てる。それを、肥溜めを作りそこに捨てるようにさせた。肥溜め自体は好評で、今まで村の近くで捨てて異臭が漂っていたが、ふた付きかつ深い肥溜めに捨てると匂いがしなくなっている。肥溜めは非常に衛生的な装置だ。そこに捨てると糞尿の発酵が始まり温度が七十度まであがり、病気の元となる病原菌等・寄生虫を死滅させる。何より肥料に使えるようになる。発酵させるというプロセスを踏

50:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  けれがまだまだ用意しよう。見ている皆、見ての通り、弓はたくさんある。撃ちたい奴は、どんどん撃ってくれ」その言葉で遠巻きに見ていた村人が集まってくる。次々に矢を放ち、鎧はもはや穴だらけになっていた。それは、ただの村人が一瞬にして、屈強な兵士の鎧を貫く弓兵に変わった瞬間だ。「これでわかっただろう?もはや、帝国の鎧なぞ恐れる必要はない。ただの鈍重な的だ!」帝国兵士の基本戦術。勝てない遠距離戦を捨て、無敵の鎧を以て突撃し切り伏せる。その根幹を根元から破壊する。「異世転生の俺たちは勝てる!もう、誰も奪わせない。自由を取り戻すんだ!」今までは誰も信じなかった甘い言葉。それをクロスボウの威力が信じさせる。ク

51:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  の必需品は全てやつらの運んでくるものに依存している」これが異世転生の俺たちの村を縛る鎖。単一の作物に注力させることで生産性を上げると同時に、村単体で生きていけないようにして帝国に縛り付ける。「村の備蓄ならもって二か月だろう」しかも、必要最小限しか奴らは村に持ってこないうえに収穫が終わった麦もほとんどが持っていかれている。しかも、あと三か月で冬が来る。このまま手を打たなければ早晩に餓死する。この世界の冬は厳しい、雪が積もりまともに作物は育たないし、森に入って得られる恵みもたかが知れている。自分たちで作物を育てるしかないが、到底、冬が来るまでの三か月では収穫はできない。「それがわかっていてどうして

52:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  も前を向き必死に足掻く。その気持ちが全員で共有できている。「落ちつこう、そうだ、前の連中が帰ってこなかったからこの村は反乱を疑われている。異世転生の俺たちが戻らないと、疑いは確信に変わって完全武装した兵士五百人がこの村を襲う手はずになっているんだ!」「それで?もう異世転生の俺たちはおまえ以外殺した、後はどう戦うかだけの話だ」「異世転生の俺を逃がしてくれたら、村を襲わないように頼むから、そうだ、ちゃんと小麦と、三人のエルフを差し出してくれたら、死んだ部下は全員、野盗に殺されたことにしてやる!だからっ、殺さないでくれ!あんただってわかるだろ?五百人の兵士だぞ?そんなのが来たら、こんな村一瞬で終わり

53:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  服を着替え、水を浴びてから広場に向かう。「村長!」「やっと、主役が来た」「こっち、こっち、料理はもうできてるぜ!」異世転生の俺が広場につくなり、村の皆が駆け寄ってくる。勝利に浮かれているエルフも居れば、人を殺したことに怯えているエルフも居る。ひとまずは誰も死なずに済んだことを喜ぶしかない。異世転生の俺より、一つ年下の少女が顔を赤くして、皿に小分けにした料理を運んできてくれた。乗っているのは、干し肉や、パンだが、兵士様から奪った酢で味付けされており、ちょっとしたぜいたくだ。「ありがとう。頂くよ」「どっ、どうぞ。シリル村長、あの、私、コンナって言います」コンナは美人とは言えないが、ショートカットの

54:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  村を豊かにするために色々と動いていた。今日はその一環で作ったものをルシエ相手に披露している。「シリル、この透明な壁で出来た建物はなに?」ルシエが呆れた顔で聞いてくる。今日は、ルシエを村の外に連れ出して工房の隣に作ったとっておきを見せていた。「これはね。ガラスハウス。この透明な天井を通すと太陽の光は強くなるし、熱を逃がさないから中は暖かい。逆に言えば冷気も逃がさないんだけど、そのあたりは内貼り構造になっているから大丈夫」「シリルって、毎回わかりにくい説明するよね」「この建物の中は外より暖かい。それだけわかってくれれば十分かな」これは異世転生の俺が作った温室だ。例によって、ドワーフの力を使って作っ

55:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  るのは、村人自身だって。だから、みんなの声を聞かせてほしい」周りに居る村人たち一人一人を見回していく。「このまま、自由と尊厳を奪われ搾取されながら、怯えて暮らすのがいいか!自由と誇り、そして何よりも大事な人たちの命を守るために戦うのかいいか!この場で選んでくれ」異世転生の俺の言葉を聞いて、あたりに緊張感が生まれる。「まず、今の暮らしを望むものは拍手をしてくれ!」異世転生の俺がそう言うと、村長と、その子飼いの連中が思い切り拍手をする。全体の一割にも見たない人数だ。「次に、戦い、自由を取り戻すことを選ぶものは拍手をしてくれ」拍手喝采。ほとんどのエルフ達が、力いっぱいの拍手をする。そう、誰もこんな今

56:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ぎるほど美味しいと思うよ。どうして、シリルの言ってた酵母っていうのを入れるとパンが大きくなるのかな?酵母が小麦を増やしてるの」「さすがに、小麦を増やすことはできないよ。ただ、空気がいっぱい入ってるだけさ、ほら、こうしてパンをさくと、隙間がいっぱいあるだろ。その分大きくなるし、柔らかくなる」「そうなんだ。でも、毎回酵母を作るのは面倒だね。クランベリーを水につけて一週間だよね?」「そうだよ。ただ、気温が低いと酵母が活性化しないから、温度にも気を付けないといけないかな。今はいいけど冬場はとくにね」「悲しいね。冬になると、クランベリーが取れなくなるし、この柔らかいパンともお別れか……」ルシエが名残惜し

57:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  動に色気がありすぎる…!風呂を済めたら、飯を食い、後は寝るだけだ。「それじゃあ、お休み、フリッツ」「うん、おやすみクリスお姉ちゃん」「……今日も一緒に寝なくて大丈夫なの?」「う、うん!大丈夫!」「…そう。おやすみなさい」最後に少し寂しげな顔を見せたクリスと別れ、自室のベッドに横になる。クリスが返ってきた初日、彼女の希望で同じベッドで寝たのだが、あまりの緊張で寝られなかったので次の日から丁重に断るようになった。あの暴力的な間での『お姉ちゃん』との添い寝は、今の異世転生の俺にはまだ早かったようだ。『お姉ちゃん』レベルが上がった時に、再び戦いを挑もうと思う。こうして、異世転生の俺の一日は終わる。エロ

58:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  軽に武勲を得るために、観光がてらに来たようだ。どうりでたった五百人の中に六人も家紋持ちの貴族様が居ると思った。「死体の処理をしないとな」異世転生の俺はため息をつきながら、村から帝国への舗装路を見た。そこにはおびただしい数の死体と死傷者の山がある。「人の体は腐るし、病原菌のキャリアになるからな」そう、死体と言うのはきちんと処理しなければ酷い害になる。野犬や野鳥が現れて、食い散らかして散乱するわ、腐って異臭を放つわ、病原菌を繁殖させるは、それはもう、様々な害悪を生み出す。どれくらい深刻かと言うと、籠城戦を攻略するために、死体を塀の中に投げ入れ、衛生環境を悪化させるのが有効であると言われるほどだ。

59:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  言葉は基本家族よりも夏休み明けの友人に言われる方が多いように、この点でサリヤの言葉の方が頼もしく聞こえる。やはり、異世転生の俺の角の色が薄くなったことは間違いないと考えていいだろう。しかし、書物などによると高齢になると髪の色が薄くなるのはこの世界でも前世の知識と共通していたが、角の色は基本変わらないらしい。つまり、この角の色が薄くなった件についてわかることは何もないらしい。角の色が薄くなったことに初めて気づいて二週間、今のそれはスケスケエプロンのメイドさんたちさえも明らかに変わったと言うほど薄くなっていた。ちょっと薄めのオレンジって所か。この世界に前例がないと言うことで少し身構えてはいたが、特

60:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  は、村人に帝国方面は常に監視するように指示している。もちろん、帝国対策だけではなく、冬を乗り切るために色々と指示を出していた。男連中には、クロスボウの訓練も兼ねて、山にシカやイノシシ狩りにいかせ、女性たちには、ひたすらクランベリーとカエデの葉。それに保存できる山菜やキノコを集めてこさせたり、とってきた肉を干し肉にしてもらっている。クロスボウのおかげで狩りの成果は例年よりあがっており、いつもより余裕がある。とくに力を入れているのは、クランベリーだ。これは、用途が多く、いくらあっても足りない。秋の終わりには取れなくなるので必死に備蓄を溜めている。異世転生の俺自身も、医者としての仕事の他に村長として、

61:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ジャガイモを植え続けると、なんとか日が完全に暮れるまえに終わった。7列のうち3列目で種芋が尽きた。土地がもったいない。もっと芋があれば七列全てに植えたと言うのに……だが、植えるものがないのであればどうしようもない。今回の収穫で次の機会にはガラスハウスいっぱいに植えられるだろう。何はともあれ、これで今日の作業は終わりだ。汗をぬぐっていい笑顔をしているルシエと目があった。「終わったねシリル」「ありがとう一人じゃ終わらなかったよ」さすがに、種芋から伸びた芽を傷つけずに、40cm間隔に種芋を植えていく作業はエロ魔術で済ませるのは難しいので手作業が必要だった。400個の種芋を一人で植えていたら気が狂ったかもしれな

62:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  な」「クロスボウを使うことになると思うか?」「まず、間違いないだろう。そのつもりで心構えをしろと皆には伝えておいてくれるか?」「りょーかい。また後でな」そう言うと、ロレウは走って引き返す。急いでいるのもあるが、この匂いが辛かったんだろう。今回のたい肥作りが成功したら、詳細なレシピを作りこの仕事はあいつに押し付けてやろうと異世転生の俺は決め、村に戻った。◇「これはこれは、よくお越しいただきました。帝国の方々。今日は何のご用でしょうか?」帝国兵は、二台の馬車に乗って十名でやってきた。全員が完全武装しており、警戒心をあらわにしている。補給基地の襲撃犯がエルフの村にいるとは思っていないが、先日、税と新

63:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  も素晴らしい…。気持ち悪いとは思わないでくれよ…。こんなこと合法的に出来るのなんて赤ん坊でいる今のうちなんだからな………。――― そこから数年、異世転生の俺が産まれてから三年が経った。「おはようございます。フリードリヒ坊ちゃん」「おはようございます、リーセお姉ちゃん」「はぁう……。今日のご朝食をお持ちしました」そして、言語ももう完璧と言えるだろう。もうスケスケエプロンのメイドさんや母親と普通に会話が出来ている。そして朝食を持ってきてくれたこのスケスケエプロンのメイドさんはリーセだ。リーサの双子の妹で、異世転生の俺はこの双子とスケスケエプロンのメイドさんの中で一番仲が良いと思っている。「フリードリ

64:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  主人公のため潜在能力が高いのは仕方ないが、あまりにも高すぎると対立関係ができても盛り上がりに欠けてしまう。そのため、能力を開花させるための努力や敗戦は絶対に必要です。異世界で何でもありだからこそ不条理や不都合が魅力となるのです。

65:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  現実の世界では食べられないような異世界飯の描写が好き。実際に作ってみた系動画を見るのも楽しい。今まで異世界飯といえばジブリ飯とかモンスターハンターくらいしかなかったけど、ジャンルが増えてくれてよかったと思う。

66:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  魔法があると、異世界の世界観を感じることができるし、登場人物がどんな魔法が使えるのか、それが物語にどう関わってくるのかなど、今度の展開にも関わってくるので物語が楽しめる。

67:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  異世界転生=無双系、チート系、最強系がありますが、努力バトル系は、ニートやだらしない人間が転生し、奮闘します。ニートという部分が身近に感じられて、入り込みやすいところが魅力です

68:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  撃に村の命運がかかっている。「戻って来なければ、おまえ達が兵士を殺して逃げたと言う。そうすれば、物資の支援は例年通り受けられるだろう。あの兵士たちが欲しかった三人のエルフは適切な人選をしてある。そもそも本当に二人でやるつもりか?どうせ無駄死にするんだ。余生をこの村ですごしたほうがいいんじゃないか?村としても自分たちで犯人を捕まえた形のほうが望ましい」村長のニージェが異世転生の俺たちを見ながら突き放すように言う。異世転生の俺たちに監視をつけないのは期待や優しさじゃない。兵士を五人殺した異世転生の俺が怖いからだ。異世転生の俺を止めようとして、異世転生の俺の力が自分達に向かうのを恐れている。「死ぬつ

69:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  という形になっていまして」「へ、へぇ…」しかし親衛隊とはいっても要は軍隊なのに武器は統一されてないんだな。「ですので、私としましては殿下に鉾槍を教えることに不満はありません。というより、是非やらせて欲しいです」ふむ。マイナーだけどめちゃくちゃ面白かったエロゲーを他人に布教するようなことだろうか。そういうことだったら異世転生の俺も覚えがあるし、是非協力したい。経験上、人から教わるマイナーゲーってのは大抵面白いからな。「ありがとうございます、それではよろしくお願いします」「いえ、こちらこそ。それでは明日、陛下と隊長にお伝え次第また連絡します」そう言って今日は異世転生の俺らは別れた。―――その翌日か

70:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  涙が浮かんでおり周りのスケスケエプロンのメイドさんの表情もどこかほっこりしているように見える。もしかすると、彼は異世転生の俺の父親なのか。「よくやった、無事でよかった」とでも言いたげに、母親に抱き着きながらも頭を撫でていた。ひとしきり落ち着くと、彼は何か喋り始めた。しかし、聞き取れない。異世転生の俺は前世の経験で五か国語の言語を習得していたがどれにも当てはまらない言葉であった。そこでふと気づいた。そうだ、ここは異世界。つまり、日本語を喋る奴などこの世界には一人もいないのだ。あー…つまり異世転生の俺はこれからまた違う言語を学ばなければいけないのか。慣れていることとは言え少し骨が折れそうだ…。異世

71:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ない頃は、余分な食料を売り払って酒を買い込んでいた。ミードやワインは高いので、もっぱら麦で出来たエールを買って、収穫祭のときに飲んでいたのだ。「異世転生の俺が作る酒は、ミードよりずっと甘くて美味しいぞ」「クランベリーをお酒にするんだよね?甘酸っぱいのかな」「クランベリーは材料の一つで、メインは別だよ。どうやって作るのかは冬の楽しみ」「冬の楽しみか。冬が待ち遠しいなんて初めてかも」ルシエが楽しそうに笑っている。それだけでこっちの気分も晴れやかになってくる。やっぱりルシエには笑顔が似合う。「でも……シリル、お酒とか造る余裕があるなら、もっとお腹に溜まるものを作らないといけないかも、今は村が大変だし」

72:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  愛すぎんか?まぁ、気持ちはわかる。異世転生の俺も弟や妹に敬語で話しかけられたら面食らうしな。「ク、クリスお姉ちゃん、お願い」「ええ。まだ少し固いけど、今は良しとしましょう。じゃあ明日から私のお部屋でお勉強会といたしましょうか」そう言って彼女は、今日一番の笑顔を異世転生の俺に見せてくれた。左目の泣きぼくろが眩しいです…!「フリッツ、朝よ。起きて頂戴?」朝、小鳥の囀りとともに、優しく揺すられながら目を覚ます。重たい瞼を無理矢理起こすと、そこには重たかった瞼も思わずがん開きになるほどの年上美女。そう、我が姉クリスが微笑を湛え、ベッドで横になる異世転生の俺の隣に腰かけている。朝っぱらからこんな綺麗な

73:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  大抵無双出来る能力を持ちながら、その能力をスローライフに全振りしてほのぼのする所が面白いと思います。結局事件に巻き込まれたり、敵は全力排除の姿勢をみせながらも絶対にスローライフを手放さないという強い意志は共感すると思います。

74:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  自分自身、魔法系の異世界の話しが好きで、アニメでもやっていますが、やるたんびに、録画したり、直接観たりします。魔法系でも様々なストーリーがあって、魅力があって、キャラクター1人1人が出す術や魔法陣等観ているだけでもワクワクしますし、楽しくなります。

75:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  は彼女の気持ちが理解できないことはない。さっきも言った通り異世転生の俺には四人の弟と妹がいた。異世転生の俺と彼らには少し歳の差があり、異世転生の俺は彼らにとっての親代わりとも言える存在だった。だからか、異世転生の俺は彼らの事を溺愛していた。今でも彼らの好きな食べ物だったり嫌いな食べ物、趣味嗜好、交友関係などなど一人一人言える自信がある。そう、まるで目の前の彼女のように。クリスティーナが何故異世転生の俺のことをここまで好いてくれているかはわからない。だが、彼女の気持ちを理解できる異世転生の俺がすべきことは、その愛情に精一杯応えることだろう。…しかし、今のクリスティーナのこの暴走とも言える事態は止

76:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  こいつが大事か。なら、おまえがこいつの代わりになる奴を選ぶなら、そいつの命を助けてやろう。もちろん、自分っていうのはなしだぜ?」「そんな、他の人を選ぶなんて、私、できないよ」「だったら仕方ないよなぁ」男の笑い声が頭に響く。優しいルシエは自分を犠牲に出来ても、他の誰かを犠牲にすることができない。それでも異世転生の俺のために、必死に悩んで、苦しんで、泣いている。なんとかしたい、肉弾戦では勝てない。なら、魔法しかない。エルフの魔力は人間を凌駕する。魔法式を構築しながら、体内魔力オドを活性化させ、自然界の魔力マナに働きかける。「くっ」強烈な頭痛、頭の中にひどいノイズが響き、組もうとしていた魔法式が霧散

77:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  か。教育係なんて勤まるのかな。「ゴホン」二人の少しおざなりな口調に何か思うことがあったのかトルクシュが咳払いをする。「フリードリヒ様。この二人に何か不満があればいつでも仰ってください。すぐに別のスケスケエプロンのメイドを用意しますので」トルクシュがそう言うと二人は緩んでいた表情をみるみる青くした。どうやら本気で異世転生の俺の教育係ということを重く考えているみたいだ。それはそれで嬉しいし、この二人はスケスケエプロンのメイドさんたちの中でも特別仲が良い。異世転生の俺としても教育係としてこの二人が選ばれることは喜ばしい事なのでここは二人の味方をしておく。「はい、わかりました。多分そんなことにはならな

78:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  そこを狙っている。兜も溶かして素材にしたいが、的を帝国の兵士に見立てることで、やる気を出させ、さらに本番、人殺しを躊躇しないようにするためにそうしている。本番も、人間を的と認識して矢を放ってくれるようになればベストだ。即死を狙える頭や心臓ではなく腹を狙わせるのには理由がある。特別製の毒矢は当てさえすればで戦闘不能に追い込める。的が広く、なおかつ動きが少ない個所を狙うのがもっとも効率がいい。それに殺さないほうが都合がいい。身代金が奪えるし、傷ついた仲間を助けようと他の兵士の動きが鈍る。一人殺すよりも怪我人を抱え込ませるほうがいいのだ。「着弾確認!前列後退、後列前へ」異世転生の俺の言葉で前列の五十

79:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  思ってた。異世転生の俺の手が触れた瞬間、ルシエの身体がビクッと震えた。エロ魔術の影響ではなく純粋な緊張。男に触れられることに慣れていないのだろう。下準備としてエロ魔術で作った電気信号を軽く流しルシエの身体の構造を解析する。伝達速度、反応速度、現在における筋肉の状態。全てが流れ込んでくる。それを元に、自分用の術式に変更を加える。「いくよ。ルシエ」「きて、シリル」そしてエロ魔術を発動させる。外部から電気信号を与えるのではなく、ルシエの脳に干渉してルシエの意志で筋肉を収縮させつつ、魔力を与えて彼女が自ら生み出した信号を強化。外部からの信号で同じことをするとルシエの綺麗な肌に焼け跡がつくぐらいの信号が

80:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  か?」異世転生の俺はルシエの元に駆け寄って背中に庇う。「私は大丈夫……でも」ルシエはそう言って、殺意を異世転生の俺に向けている、兵士たちに目を向けた。さきほどまでは、隊長が一方的に異世転生の俺を殺すと信じていて観客モードで見ていたが、今では殺気立って弓まで構えている。「おい糞人間。その弓、うってみろよ。死んでもいいなら」異世転生の俺が安い挑発をすると、兵士たちが顔を真っ赤にして冷静さを失う。「このガキ!」「上等じゃねえか」四人の兵士のうち三人が弓を引いてきた。「忠告はした」しかし、その矢は異世転生の俺に届く前に急激に失速し、反転して持ち主の小手で守りきれない指や手の平に突き刺さり、悲鳴をあげる。

81:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  世転生の俺の父だって勝つつもりで戦っただろう。「実際に武器も作った」「そうやって、希望を見せて、おまえの父のように、周りを煽って、巻き添えにして殺すんじゃ。その口ぶり、考え方、何もかも兄そっくりじゃ。おまえも同じことを繰り返すぞ!」うまい返しが思いつかない。異世転生の俺の思考が鈍り霞んでいく。異世転生の俺自身が父のことを負い目に思っているせいかもしれない。舌がもつれる。理論的には、いくらでも否定できる。だけど、感情が邪魔をする。シリルである異世転生の俺に引っ張られすぎている。ここでひいては駄目だ。そうなれば、信頼が薄れてしまう。頭ではわかっているのに、一歩が踏み出せない。その勇気が足りない。し

82:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  しに罅が入る。少女の放ったただの正論。それが周りの感情を突き動かす。「そうだ、異世転生の俺たちは家畜じゃない」「どうせ死ぬなら戦って死ぬわ」「あの子の仇をとれるなら死んでもいい」周りに熱気が帯びる。しかし、そこに険しい目をした村長のニージェが口を開く。「落ち着け皆の衆!確かにルシエの言うとおりだ。だが、勝てる見込みのない戦いをするのは勇気じゃない、ただの無謀だ!いいだろう、シリル。おまえが言ったことをやってみせろ。補給基地を襲って失敗して死んだら、馬鹿が兵士を殺して調子に乗って基地を襲ったと村全員で証言する。もし成功して帰ってきても、おまえの言う武器とやらが出来なければ縛って、反逆者として差し

83:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  俺は、そう言いながら後ろに下がる。的を用意したのは100mまでなのでそれ以上を実演するには、それしかない。そして300mは異世転生の俺の【知覚拡張】の限界距離でもある。300mも離れると、重力落下の距離も馬鹿にならない。異世転生の俺は的の42mほど上空を狙って矢を放つ。「これも的中」異世転生の俺が放った矢は、かなり山なりの軌道を描きながら的に命中。一応、ここまでが回りの参考になる射撃だ。村人たちに、この距離の精密射撃は求めないが、【風除け】を使えば、致命的な威力をもった状態で飛ばすことはできる。五十人がいっせいに放てば、狙いを付けなくてもかなりの敵に当てることができるだろう。「最後に500m」既に【知覚拡張】の限

84:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  ロスボウを撃てばわかる。自分たちは帝国の兵士を殺せる。実際に自らの手で憎い帝国の鎧を貫いてしまえば、感情に歯止めが効くはずなんてない。「うおおおおおおおおおおおおおおおお」「勝てる!勝てる!」「母ちゃんの仇をとってやる!」今までの恐怖による抑圧。大事な人を奪われた怒りがはじけ飛ぶ。こうなれば後は成り行きに任せればいい。「落ち着け、落ち着くんだ皆の衆。確かに、シリルは帝国に勝てるかもしれない武器を作った。だが、負けるかもしれん!戦えば大勢死ぬ!いいじゃないか、今のままで、おとなしく帝国に従えば、死ぬのは毎年たった十人で済むんだぞ」「村長、異世転生の俺は十人をたったとは思わない」「だが、戦えばきっ

85:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  これは何?」ルシエが不思議そうに聞いてくる。「クランベリーを干したものだよ」「ううう、またクランベリー。酸っぱくて苦手なのに」毎日、異世転生の俺に無理やり生のクランベリーを食わされているルシエが嫌そうな声をあげる。他のエルフも似たり寄ったりだ。野生のクランベリーはひどくすっぱく、甘みは微かにしかないので、好んで食べるものは少ない。「まあまあ、騙されたと思って食べてみて、ちゃんと甘いから」「クランベリーが甘い?」「何言ってるんだ?」「そうだ、ほら、これやるぞ」驚きの声や、疑問の声をあげるもの、干しクランベリーを配った子供に返すもの等、さまざまな反応をエルフたちがする。そんな中、干しクランベリーを

86:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  る。異世転生の俺の筋力では持つだけで精いっぱい巨大な剣も、全身の力を全て使って回転運動で振るえばするどい一撃となる。その一撃は、先の隊長に比べれば品質の劣る鎧を突き破り腹に突き刺さる。致命傷であることを確認し、深々と鎧にめり込んだ剣を引き抜くのを早々に諦め、未だに突き刺さった矢を引き抜こうとしている男達に向かって走る。そうするとぎょっとした顔で慌てて弓を捨て剣を構える。だが、どうしようもなく遅い。「絶対に逃がさない。皆殺しだ!」一人でも逃がすわけにはいかない。仲間を呼ばれたら厄介だ。皆殺しにしても、こいつらが戻ってこなければ、真っ先にこの村が疑われ、人が派遣されるだろうが少しでも時間を稼ぎたい。

87:異世界からの@乙2022.09.07(Wed)

異世界 漫画 コミック  でに三十年ぐらいの修業が必要だった。普通の人間なら素直に筋トレしたほうが早い。「でも、それだと体力はつけられないよね」「体力っていうのが心肺機能のことを言うんだったら、そっちは二十四時間鍛えてるかな。こんなふうにしてね」異世転生の俺は、周囲の風のマナに働きかけて、常に発動しているエロ魔術の効果範囲をルシエまで広げる。「何これ、息苦しい」ルシエは苦しそうに表情を歪める。それを確認してから、エロ魔術の範囲を元に戻した。「わざとそうして居るんだ。体力を鍛えるのに走るだろ?あれって結局、酸素……空気が足りない状況を作って、空気を取り入れる機能を鍛えているんだ。だから、こうして常に一生懸命空気を取り入れ

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【異世界漫画】 劣等紋の超越ヒーラー ~無敵の回復魔法で頼れる仲間と無双する~ 1 ~ 12【マンガ動画】
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コメント

  1. marianahta1 主成分は水だ。血液操作は水エロ魔術に含まれる。「揺れろ水の精よ」異世転生の俺の言葉と同時に、ロレウの血液が激しく振動し、衝撃だけを骨に伝える。中国拳法の透しの応用をエロ魔術で行った。骨以外を一切傷つけずに変形した箇所の骨を綺麗に折り、余計な部分は砕いてしまう。「くぅぅぅぅぅぅぅ」押し殺したロレウの悲鳴が漏れる。一度変形したなら、もう一度折って再度繋ぎ直すしかない。外からの衝撃で骨のかけらを理想的な位置にあつめ、さらに体内魔力オドで薄い膜を作りギブスのように、ロレウの腕にまとわりつかせ固定する。「ロレウ思い切り腕を動かそうとしてくれ」ロレウは言われたとおりに力を込めるが、魔力の拘束でピクリとも動

  2. marianahta1 ル・アスモダイが第七十一代にして当代の魔王さ」拝啓、前世の弟妹へ。僕はどうやら魔王の息子になったようです。―――エルガーの魔王宣言から数分後、異世転生の俺は自分の部屋へと戻っていた。そして今、先ほどエルガーの執務室にいた老執事と面と向かって座っている。リーサリーセ姉妹は相変わらず部屋の隅で控えている。「改めまして、フリードリヒ様。初めまして。筆頭執事のトルクシュと申します」トルクシュは椅子に座りながら恭しく一礼した。スケスケエプロンのメイドさんたちはここまでキチッとした態度では無かったので少し面食らう。「こ、こちらこそ初めまして。フリードリヒ…えっとリグル・アスモダイです」父親であるエルガーは、

  3. marianahta1 丈夫。ルシエを連れてなんていかせないし、異世転生の俺も死ぬつもりもない。すぐに助けるから待ってて」「やめてよ。無理だよ。シリルが死んじゃう」「大丈夫だよ。だから泣かないで」ルシエが泣いている。一刻も早く泣き止ませないと。言葉では足りない。泣いている原因を取り除く必要がある。そのためには、こいつは邪魔だ。「人間。おまえが居るとルシエが泣く、だから死んでくれ」肉体的なダメージは少なくはない。軽い脳震盪に腹部へのダメージによる運動性能の低下。だが、それがどうした?この程度の相手、たとえ両手両足が折れていても倒して見せる。「ほう、生意気を言ってくれるな。後悔すんなよ。この場で心臓抜き出してやる」右手を

  4. marianahta1 ままだと思うと……異世転生の俺は」深刻そうな声音でロレウは表情を歪める。ロレウは村一番の力持ちで二十代後半の青年だ。腕が不自由なのは辛いだろう。幸い、この程度なら治せそうだ。「だいたいどうなってるか想像がつくよ。それなら治せそうだ。見せてくれ」異世転生の俺はそう言うと、患者第一号であるロレウの右手に触れる。彼はこの村の自警団のトップなので恩を売るにはいい相手でもある。魔力を流し、肉体状況の確認。ロレウの体は異世転生の俺の予想した通りの状態だった。「なにかわかったか?」「ああ、骨が変形してくっ付いているから、関節を曲げると干渉する」「どういうことだ?」「折れた骨がつながる時、元の形につながるわけ

  5. marianahta1 も駄目、村の皆に届くかもしれないんだもん。開けたら怒るよ」「怒ってどうするんだい?」「一週間、シリルと口をきかない」「よし、それじゃあ出発の準備をしようか」異世転生の俺は、空になった皿とコップをテキパキと片付け馬の様子を見に行く。あの目は本気だ。ルシエに無視されたら立ち直れなくなってしまいそうだ。「シリル」ルシエが背中越しに声をかけてくる。調子に乗りすぎたか?「ありがとう、美味しかった」しかしかかってきたのはお礼の言葉。異世転生の俺は、振り向き笑顔を浮かべて、「どういたしまして」そう言った。馬の限界まで走ってから一泊し、とうとう村が見えるところまで来た。ここに来るまで兵士には一切出会わなかった。

  6. marianahta1 勢いよく正面を向く。クリスは相変わらず上機嫌のようで、ルンルンと異世転生の俺の背中を洗っている。落ち着け異世転生の俺。ここでクリスの信頼を落とすわけにはいかない。前世の弟妹の顔を思い出せ…!………元気にやってるかな。「ねぇフリッツ?上を見て?」「え?」異世転生の俺はしゃがんだまま上を見る。すると視界いっぱいにクリスの顔が写った。後ろで異世転生の俺の体を洗っていたクリスが、異世転生の俺を上から覗き込んでいる形だ。「ふふ…ねぇ、フリッツ」クリスは十五歳とは思えない程艶やかな仕草で人差し指を異世転生の俺の唇に当てた。「キス……したことある?」「え」この姉は何を言っているんだ。「な、ないよ……」「じゃ

  7. marianahta1 じゃない。「殿下は本当にこの武器に関心があったのですね」…何か勘違いしているようだが、まぁいいか。いい風に勘違いされてる分には構わない。それに、一年訓練してきてわかったが、異世転生の俺はこの武器、鉾槍に愛着が湧いてきた。そりゃ確かに異世転生の俺がこの世界に来た当初は剣とかカッコいい武器の方が気になってはいた。しかし鉾槍と言う武器、中々に奥が深い。一つの武器にして三つの性能があるこの武器を使いこなすには身体だけではなく頭も使う。そして、それだけこの武器だけでやれることも多い。斬ったり、突いたり、引っかけたり。異世転生の俺はいつのまにかこの武器に惹かれていた。最初はサリヤとお近づきになるための道具